しまんちゅシネマ

映画ノート

サスペクト・ゼロ


 
オスカー関連一休みして
今日はアーロン・エッカート主演、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』のE・エリアス・マーヒッジ監督がによる
サスペンス・スリラー『サスペクト・ゼロ』観ました。
 
サスペクト・ゼロ (2004) アメリ
監督:E・エリアス・マーヒッジ
出演:アーロン・エッカートベン・キングズレーキャリー=アン・モス/ハリー・レニックス
   ケヴィン・チャンバーリン/ウィリアム・メイポーザー/フランク・コリソン

アーロン・エッカート演じるのは、不当逮捕が原因で
アルバカーキーの片田舎に左遷をくらったFBI捜査官トム。頭痛もち。
赴任初日から、猟奇殺人事件が立て続けに発生。
被害者はまぶたを切り取られ、死体には「0(ゼロ)」のマークが残されていた。
トムのもとには犯行を予告するかのようなスケッチが送られ
捜査線上に元FBI捜査官を名乗る謎の男(ベン・キングズレー)の存在が浮かび上がるが・・
 

 
シリアルキラー・キラー(ややこしいw)キングズレー VS FBI捜査官エッカートの攻防を描く作品です。
まぶたを切り取る猟奇性や、マークを残す犯行の手口から
『セブン』や『ゾディアック』のように、サイコな犯人が捜査官を翻弄する話かと思ったら違いました。
キングズレーはなぜシリアルキラーを血祭りにあげるのか?
その謎に迫れば迫るほど、思いがけない事実にぶち当たって、まぁびっくり。
 

 
とにかくベン・キングズレーが凄いですね。登場シーンからえらい迫力。
殺人現場に現れるシーンもどんだけ怖いねん! 
↑頭光ってるだけでも怖いでしょw
 
終盤にはキングズレーの苦悩が明かされ、
トムに接触を求めたのは何故だったのかも知ることになるんですが
トムの左遷や頭痛などの伏線にもきっちり答えを与え
キングズレーの苦しみは彼だけに終わらないんだというラストに、深い余韻を残しました。
 
あ、でも、これあまり人気ないの? 設定がとっぴ?
いやいや、この映画に描かれるような「謎のプロジェクト」も あり でしょう。
J・エドガーならそんなことも考えそうだもんw
 
しかし、人間って想像を超える可能性を秘めてるんですね。
何かひとつ鍛えてみようかしらん。。遅いか?
 
ルーニーの『ヤギと男と男と壁と』とセットでどうぞ