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映画ノート

感動格闘技映画『ウォリアー』


 
先日タランティーノ監督が2011年のベストを発表しましたね。
その9位に入ってるのが本作。
壊れかけた家族の絆を描く、総合格闘技映画『ウォリアー(原題)』
いや~、最高に面白かった!
 
ウォリアー/Warrior(原題)(2011) 
監督:ギャビン・オコナー
出演:ジョエル・エドガートントム・ハーディ/ニック・ノルテ/ジェニファー・モリソン
元ボクサーである父親(ニック・ノルテ)のアルコール中毒が原因で離散していた兄弟が
総合格闘技のビッグゲームにともに勝ち上がり、
ついには兄弟で対戦する姿を描く作品です。
 
これ、出演者にはオリンピックのゴールドメダリストなんかもいて、
格闘技映画としてのレベルはかなり高いと思います。
 

兄弟の兄、高校教師のブレンダンを演じるのが『アニマル・キングダム』のジョエル・エドガートン
一家を守るためにどうしてもお金が欲しい兄は
命を落とすかもしれないという危険を背負いながらも、試合に参戦する。
気合で闘い、奇跡的に勝ち上がっていく様子が見るものを驚かせ、感動を呼ぶんですね。
 
弟のトミーを演じるのは『インセプション」のトム・ハーディ
海兵隊のトミーは、父の素質を受け継ぎ、しかも身体も鍛えているからやたら強い。
彼が試合に挑む理由もやがて明かされるという作りで
すさんだ一匹狼的に振舞うトミーの、真の姿とのギャップは胸キュンものです。
 
とにかく互いに勝ち上がっていく兄弟に興奮し
試合を通じて、家族がひとつになっていく様子に感動・・・
 
あー、もう、言葉にすると薄っぺらだけど、
そこに至る親子の葛藤に共感できるから、最後は号泣ですよ。
 

オスカーノミネートに期待がかかるニック・ノルテは、
過去を深く悔やむ父親を悲哀たっぷりに渋く演じていて、泣かされたけど

個人的にはトム・ハーディに肩入れしちゃいましたね~。
←見よ!この筋肉。
許すことって簡単じゃない。でも父親はやっぱり父親。
心の中で許していても、親子だからこそ表現できないこともあるんですよね。
そんなところにしみじみと心打たれる作品でした。
 
これはいいですよ~。
 
日本公開は未定。
 
 
 
 
ちなみにこちらタラちゃんの2011年ベスト11
 1.「ミッドナイト・イン・パリ
 2.「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
 3.「マネーボール
 4.「The Skin I Live In
 5.「X-MEN:ファースト・ジェネレーション
 6.「ヤング≒アダルト
 7.「Attack The Block
 8.「Red State
 9.「Warrior
 10.(タイ)「アーティスト
 10.(タイ)「Our Idiot Brother」
 11.「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船