しまんちゅシネマ

映画ノート

ギャラクシー・クエスト


 
今週は私もプチSFウィークでして、
「今頃観たんかいシリーズ」な本作、ようやく観ました。
いや~、めちゃめちゃ面白かった。
ギャラクシー・クエスト(1999) 
監督:ディーン・パリソット
出演:ティム・アレンシガーニー・ウィーヴァーアラン・リックマントニー・シャルーブ
サム・ロックウェル/ダリル・ミッチェル

往年のSFテレビドラマ『ギャラクシー・クエスト』は
放送終了から20年経っても、ファン集会は毎回大盛況の人気番組。
ある日、番組を宇宙で傍受し、本物と勘違いした宇宙人が会場に現れ、
宿敵と戦うため、出演者たちに助けて欲しいと依頼する・・・。
 
なーんて、設定から楽しすぎるのだけど
これがまた良く出来ていて、予想以上の面白さ。
 

 
まずいかにも『スタートレック』なドラマの俳優をやってる俳優陣が
ティム・アレンはじめ、キャラがたってて面白い。
特にプライドの高い英国俳優という設定の(本人そのままだけど)アラン・リックマンが、
20年も同じ台詞を言わされてることに辟易で、ノイローゼ気味なのがウケる。
しかもトカゲヘッドだしw

他の俳優も昔の栄光にしがみついている事に、大なり小なりの葛藤があるのだけど
映画が進むにつれて、それぞれが自分に自信が持てるように成長していく。
しかもちゃんとドラマの役割を生かしてるのが気持ちいいし、脚本が上手いよなぁ。
 
B級だとばかり思っていたら、目の前に広がる宇宙の精巧さとスケールにびっくり。
目新しい出会いにもワクワクさせられるし
時にブラックに笑わせてくれたりと、見せかたを知ってるよね。
 

エイリアンたちときたら、予測不能の面白さ(笑)
でも心から地球人を尊敬する、純粋無垢な彼らを見てるとなんだか気持ちいいし、
彼らのためになんとかしたいと思ってしまうから、こうなったらもう作り手の思うツボですな。
トレッキーファンだと、そのオマージュをもっと楽しめるのだろうけど
そうでない私も、泣いて笑って、最後は気持ちよく観終えることができましたよ。
こんな面白いSF映画、最近ないよね~。
 
180センチのシガニーさん、今回はナイスボディで女っぽかったね。