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映画ノート

都市伝説?『フィラデルフィア・エクスペリメント』


 
「今頃観たんかい」なSFプチシリーズ、トリを飾るのはナンシー・アレンつながりでこれ
第二次大戦中の極秘実験“フィラデルフィア・エクスペリメント”の失敗で
未来にタイムスリップしてしまった水兵の運命を描くSFアドベンチャーです。
 
フィラデルフィア・エクスペリメント(1984) アメリ
監督:スチュアート・ラフィル
出演:マイケル・パレナンシー・アレン/ボビー・ディ・シッコ/エリック・クリスマス/ルイーズ・ラサム
 
第二次世界大戦中の1943年、アメリカ海軍によって行われたフィラデルフィア計画とは
駆逐艦エルドリッジを敵のレーダーから消すという実験。
強力な磁気を発生させることで、エルドリッジはレーダー上から消える。
実験成功と思った次の瞬間、海上に緑色の霧が発生し、船は科学者の目の前で姿を消した!
 
実際にあったことなのか、はたまた都市伝説なのか
今もまことしやかに語り継がれるこの不可思議な話を、映画にしちゃったという作品です。
 
映画は姿を消した軍艦に乗っていた水兵の二人が
なんと40年後の1984年にワープしちゃったという設定で
実話ベース(??)のタイムスリップものになってるんですね。
 

さて、水兵さんの一人デイヴィッドを演じるのが男前のマイケル・パレ
40年後の世界で、ひょんなことから追われる身となったデイヴィッドは
ナンシー・アレン演じるアリソンの車を奪って逃走・・・したかったけど、
オートマ車だったから運転方法がわからず(笑)、アリソンを拉致してともに逃走。
そこからは、真実を知るためのデイヴィッドのロードムービーって感じね。
お約束だけど、タイムスリップものらしいカルチャーショックなネタが楽しい。
しかも戦争関係なのが何気にシニカル。

ひょんなことで出会った男女がともに行動するうちに惹かれあう。
本来、違う時代に生きる二人だからこそ、恋の行方が気になります。
 
SF的映像がチャチいのが難点ではあるけど
最後の決着のつけかたはカッコいい。
ただ、バッドエンディングにしたほうがリアリティがあって好きだったかも。
 
映画の中では船が消える原理とかわからなかったけど
wikiを見ると、こういうことだったのねと、うっすら納得。
 

もともと監督の予定だったジョン・カーペンターが製作総指揮を務めてます。