しまんちゅシネマ

映画ノート

ブロンソン


ブロンソン
2008年(イギリス)
原題
Bronson
出演:トム・ハーディ/ヒュー・ロス /ジュリエット・オールドフィールド

【ストーリー】郵便局で盗みを働いたマイケル・ピーターソンは7年の求刑を受ける。しかし彼の度重なる暴力と異常行動によりその後30年間刑務所で過ごすことに・・・。
えっと・・ 名前シリーズに突入するわけではないですが今日はトム・ハーディの日本未公開作品『ブロンソン』を。本作はイギリスで最も危険な服役囚マイケル・ゴードン・ピーターソンの生涯を綴るもので、ブロンソンというのはチャールズ・ブロンソンにあやかってつけたファイティングネームから。
監督は『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン
これ、ストリーミングのお勧めとしてよく紹介されていたのだけど
ポスターから格闘技系の作品だと決めつけスルーしてました。
最近になって、トム・ハーディが出てることを知って観てみる気になったのだけど、
それでもこのポスターの人物がハーディ自身とは思いもせず。
あとで気づいた時にはΣ('◇'*)エェッ!?ってなもんで。
高脂肪食品摂取とトレーニングでこの肉体を作り上げたんだそうですよ。
 
映画はブロンソン(ハーディ)自身が自分の生涯を語る形で時には舞台から客席に向かって、
パフォーマンス交じりに紹介するというスタイルを取ってるんですね。
その様子がエンターテインな風合いで、物まね芸人コロッケを彷彿とするパフォーマンスなど、
ハーディの意外な芸達者振りを見ることもできます。
なるほど、この演技がクリストファー・ノーランに認められたわけだなぁと納得。
 
この映画が作られた時点で獄中生活34年というブロンソンの異常性が描かれる一方で
暴力に対抗する権力のあり方も考えさせられる作品でした。
まぁ、デンジャラスなブロンソン本人には共感できるところは少ないですよ。

生まれ持っての犯罪者。少々狂ってます。
ハーディが演じるとちょっとキュートですけどね。
キュートと言えば、イチモツのキュートさには思わず(つд⊂)ゴシゴシでしたけど(笑)

ダークナイト』公開にちなんで、本作がDVDにでもなる暁にはぜひモザイクつきでお願いします(笑)
ちなみにブロンソンは獄中で本を執筆したり、落書き風な思わぬアートな作品も生み出してます。