しまんちゅシネマ

映画ノート

大ワニの恐怖『マンイーター』(2007)

2010年に、洪水のためメキシコのワニ280匹越えが保護区から脱走!というニュースを見た時に
記事にした映画『Rogue』ですが、なんと日本公開になりましたね。
『ウルフクリーク 猟奇殺人谷』のオーストラリアの新鋭グレッグ・マクリーン監督による
殺人クロコダイル・ホラー。邦題は『マンイーター』(笑)

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マンイーター
2006年(アメリカ/オーストラリア)
原題:Rogue
監督:グレッグ・マクリーン
出演:ラダ・ミッチェルマイケル・バルタンサム・ワーシントンバリー・オットーミア・ワシコウスカ
【ストーリー】
大自然に囲まれたオーストラリアの世界遺産カカドゥ国立公園で、観光客を乗せたリバークルーズ船が水中から現れた巨大な何かに攻撃され沈没。川に浮かぶ小島にたどり着いた乗客たちは対岸を目指して脱出を図るが、水中の巨大な影が再びうごめき……。(映画.comより)


舞台はオーストラリアの国立公園
鰐が生息するリバー・クルーズの取材にやってきた旅行記者ピート(バルタン)は
観光客数名と、地元ガイド ケイト(ラダ・ミッチェル)のボートに乗り込む。
ところがまもなく大鰐に襲撃され、ボートに穴が。
沈没寸前で、なんとか近くの島に上陸するものの、そこは潮が満ちれば 水に沈んでしまう小さな島。

助かるためには 15メートル先の対岸の島まで行かなければならない
川には獰猛な大ワニ。
さて、メンバーは無事に救出されるのか というおはなしです。
冒頭から、川に潜むワニ視線のカメラワークで 恐怖を演出しつつ
登場人物のそれぞれの事情を描き出します。
パニックになってからのメンバーの行動に、理由が与えられ共感できるところが
単なるパニックホラーになってなくうまいところでした。
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地元のツアーガイドにラダ・ミッチェル
アメリカ人旅行ライターにマイケル・バルタン
彼はバルタン星人を叔父に持つ・・
間違った、シルヴィー・バルタンを叔母に持つハンサムくん。

地元の若者で、ラダの元彼として サム・ワーシントン
サムはヒーロー的にかっこいい仕事をやってのけるのだけど、登場は最悪に嫌な奴だし、退場もあっさり。
さすが ブレーク前ですな(笑)
ミア・ワシコウスカも出てたのね~。
当時は全然知らない人で記憶にないです(汗)

ラダをめぐり命を賭ける 元彼とアメリカ人ライターという
プチロマンスな構図もツボを刺激されるところ。
イムリミットつきで、ワニの潜む川を渡ろうとするシーンにドキドキし
クライマックスの攻防には 息をするのも忘れるほどの緊張と恐怖を味わいましたよ
ちなみにタイトルのrogueとは、群れを離れた凶暴な動物という意味らしいです
脱走したワニたち、全部捕獲してくれよ~と願ったのでした。

★★★☆