しまんちゅシネマ

映画ノート

キャビン

予告観てスルーしようと思ったんですが、バカに評価が高い(IMDb8.0 トマトメーター91%)。
なんで?とその理由を確認すべく観て来ました。
学生の友人5人が人里離れた森の山小屋にキャンプに行って、とてつもない恐怖を味わう・・。
13日の金曜日』ばりの王道スラッシャーかと思いきや
1ひねりふたひねりの驚きのホラーでした。

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キャビン2011年(アメリカ)
原題:The Cabin in the Woods
監督:ドリュー・ゴダード
出演:クリス・ヘムズワースクリステン・コノリー、フラン・クランツ、アンナ・ハッチンソン、ジェッセ・ウィリアムス、リチャード・ジェンキンスブラッドリー・ウィットフォード


監督のドリュー・ゴダード
、『クローバーフィールド』やドラマ『ロスト』の脚本を書いてる人で
これが初監督作品だそうです。
来年公開のスピルバーグの『Robopocalypse』の脚本を担当することも決まってて
期待の若手ですね。

とにかくね、監督さんがホラーが死ぬほど好きだというのをひしひし感じますよ。
しかもご本人も言ってるけどキャビン好き(笑)
『13金』とか『死霊のはらわた』系ですわね。

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キャビンで休暇を楽しもうと思った5人。
でもこの小屋が何か変。
地下に部屋を見つけ、古びた日記のようなものを発見
すると。。。
って、もうね、80年代ホラーのお決まりコースで進むのが心地よいw
作り手は作法をわきまえてますね。
ところが途中から「ん?」ってなるのね。
いきなりその80年代風に、近代的な何かが混じってくる。
そうこうするうちクライマックスはホラーのサーカス状態(笑)
途中から笑いがこみ上げ、手を叩きたくなる衝動を必死でおさえました。

で、これ以上は書けません。
これは絶対に細かい情報入れずに観るのが正解。
予告も観たけどこんな映画だとは思わなかったもの。
そして、どうしてそうなるの?とか、道徳的なところはこの際どこかに置いて、
お口あんぐりで楽しむべし。

ちなみに本作は2009年に撮影されていて、
製作側が3Dにしたかったらしいですが、監督と意見の相違もあり公開が遅れたらしい。
当時無名だったクリス・ヘムズワースは『マイティ・ソー』でブレークしちゃいましたね。
これ3Dにしたら前半の『13金』の雰囲気ぶち壊しだし
後半は逆に安っぽくなるだろうしで絶対駄目ですよ。監督が正解。

怖くてバカバカしく、最高にエンターテインメントなホラー・コメディ
カルト化しそうです。

日本公開は来年だそうで・・・。
ホラー好きさん必見!

★★★★☆