しまんちゅシネマ

映画ノート

エイリアン バスターズ





エイリアン バスターズ
2012年(アメリカ)
原題:
The Watch
監督:アキバ・シェイファー
出演:
ベン・スティラー/ヴィンス・ボーン/ジョナ・ヒル/リチャード・アイオアディ/ローズマリー・デウィット
 
 

コスコのマネージャー、エヴァン(ベン・スティーラー)は友人が何者かに惨殺されたことをきっかけに、自警団ザ・ウォッチを結成。参加を申し込んできた3人のメンバーと共に、近所の安全を守るべく見回りに励むが・・

ベン・スティーラー主演のSFコメディ
ヴィンス・ボーン、ジョナ・ヒル君らとエイリアン退治しちゃいます。

まず舞台がコスコなのが親しみやすくていいよね。
あ、日本ではコストコと呼んでるかもだけどCostcoのtはサイレントで発音しません。
タランティーノのジャンゴはDがサイレントねw




コスコでエヴァンの友人が何者かに襲われるシーンはスリリングで、
ホラー的にも面白いんじゃないかと思わせるものの
自警に集まったメンバーの個性がイマイチ生かされてなくて笑いどころに欠ける。
ベン・スティーラーも「いい人」が似合うようになったけど、
こんなSFコメディなんだから、もっと弾けて欲しいよね。
ウザいおっさんのヴィンス、トラウマからキモ危険なジョナ君ともにキャラが掴みにくい。
掴みっぱなしの下ネタもあまり笑えなかったな。
リチャード・アイオアディに至っては、掴みどころのなさが演出なのか
単に演技が下手なだけなのか解りにくい。結果オーライではありますがw

SF的には『エイリアン』や『未知との遭遇』『ボディ・スナッチャー』などにオマージュを捧げたところは良かったし、エイリアンで遊ぶところは面白かった。
だけど不妊や娘との関係など、夫として父親としての悩みが描かれるファミリーものな要素の方が主で、エイリアンの影が薄くなるのは残念でした。
勿論ドラマを楽しめればそれでもいいんですけどね。どっちも中途半端かも。