しまんちゅシネマ

映画ノート

インシディアス 第2章




『ランナウェイ/逃亡者』からは、幽体離脱繋がりで『インシディアス:チャプター2』
って滅茶苦茶なつなげかたになりました。
インシディアス』の続編で、ジェームズ・ワン監督最新作です。
インシディアス 第2章(2013)アメリ
原題:Insidious :Capter2
監督:ジェームズ・ワン
出演:パトリック・ウィルソンローズ・バーンバーバラ・ハーシー/リン・シェイ/リー・ワネル
日本公開:
死霊館』も最高で、ノリにノってるジェームズ・ワン監督だけに楽しみにしてました。
本作は、タイトルにチャプター2とあるように、前作の完全なる続編です。
したがって、どうしても前作の内容を踏まえずには感想を書けないので
前作を未見の方はご注意くださ。


前回の話をザッと説明すると


パトリック・ウィルソンローズ・バーン演じるランバート夫婦の長男は
寝てる間に幽体離脱し異次元の世界に行くという特殊な能力を持ってる。
ある日長男が昏睡状態に陥るが、医学的な原因は分からず。
どうやら幽体離脱で遠くに行き過ぎて、帰れなくなったらしい(汗)

ここから前作のネタバレになるんですが
       
       
       

パトリック・ウィルソン演じるジョシュも、子供の頃、息子と同じトラベラーだったことが
お母さん(バーバラ・ハーシー)の話から分かってきて
ジョシュはその能力を使い、息子を連れ戻しにあちゃらの世界に行っちゃうんですよね(汗)

そこから新たな事件が起こるところで前作が終わり、
今回はそこから話が続きます。


幽体離脱中の体は魂が不在状態となるため、その身体に入り込もうと
幽霊やら悪魔たちが集まってくるらしいんですよ。
だから映画は前回同様、お化け屋敷の様相を呈します。
しかし、今回は途中から『シャイニング』風なスリラーに移行し
クラシックな家憑きホラーだけでない、違った恐怖を味わえるつくりになってます。




現在、霊界、過去を交錯させ、謎に迫っていく様子は面白く
息子の救出にむけ、一家とそれを助ける人々が力を合わせる姿も良かった。
『グレイヴ・エンカウンター』風に悪霊の正体に迫っていくのも興味深かったですが
私にはその関連性が分からないものもありました(汗)

死霊館』のアナベル人形を髣髴とさせるものも出てきたけど
あれはソウのビリー人形に代わる新たなトレードマークになるのかな。
ちなみにアナベル人形ってのは凄い怖いやつらしいので
死霊館』公開の前に少し記事を書きます。


本作でも脚本を書いた『ソウ』の脚本家リー・ワネル(↓写真左端)は
今回も現代的なゴーストバスターチームの一人として登場しユーモア部門を担当。



パトリック・ウィルソンは怪演。
意外と強いローズ・バーン、お疲れ様
ラストシーンを観る限り、さらに続きがありそうなので
次はぜひエンティティなバーバラ・ハーシーを拝みたいものですw



次は「身体乗っ取り」のSFに繋げます。