しまんちゅシネマ

映画ノート

セイフ・へイヴン




今日も10月公開作品から
ラッセ・ハルストレム監督の『セイフ・ヘイヴン』。
暗い過去を持つ女性の再生と、新天地でのロマンスを描くラブ・ミステリーです。
セイフ・へイヴン(2013)アメリ
原題:Safe Haven
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ジョシュ・デュアメル、 ジュリアン・ハフコビー・スマルダーズ、 デヴィッド・ライオンズ
日本公開:2013/10/26
冒頭、何かから必死に逃げる女性(ジュリアン・ハフ)。
追ってくる警察をすんでのところでかわし、バスで逃走に成功。
長い時間をかけて辿りついた小さな港町で、ケイティと名乗るその女性は生活を始めます。
まもなく雑貨店の店主(ジョシュ・デュアメル)と出会い、恋に落ちる二人。
ケイティの過去に何があったのか、彼女はこの地で幸せになれるのか 
といった作品。



ケイティの秘密については、どこかで観たことある・・と感じるものの
恋に落ちる相手が、2人の子供を持つ男やもめであることから
彼の家族のコーピングも絡めたお話になっているところが新しい。
途中いくつかの「あれ?」を投入しつつ秘密に迫っていくさまも
ひとひねり加えたミステリーな仕上がり。
デヴィッド・ライオンズの好演により、追うもの追われるものの攻防はかなりスリリングで、ジュリアン・ハフとジョシュ・デュアメルのロマンスとのバランスもよく
思った以上に面白く観ました。子供たちも可愛いかったなぁ。

人は誰でも再生し、幸せになることができる。
そのメッセージの発信元にも感動するんですよね。

ちなみにヘイヴン(haven)とは、港や安息地を意味する言葉
ラッセ監督らしい優しい作品でした。