【映画】 キャプテン・フィリップス
キャプテン・フィリップス(2013)アメリカ
原題:Captain Phillips
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス/キャサリン・キーナー他
日本公開:2013/11/29
開催中のTIFFのオープニングを飾った作品ですね。
早くから予告編が流れていて、正直もう観なくてもいいんじゃないかという気になってたけど
いやこれは観て正解だった。
実際に人質となった船長リチャード・フィリップ氏が書いた小説を原作とする本作、
海賊との攻防にドキドキし、救出劇に手に汗握る極上のスリラーに仕上がっています。
緊迫の中にあって、キャプテンとパイレーツの青年との間に小さな絆が生まれるのがいいんですよね。
人は人の親切を忘れないのだという描き方に癒されます。
思えばパイレーツにならざるを得ない若者の切羽詰った思いも悲しい。
だからこそ、海軍特殊部隊ネイビーシールズの仕事の鮮やかさには感心しながらも、
もやもやしたものが残ってしまう。
観客に考える余地を与えるのも、ポール・グリーングラス監督のうまさでしょう。
ラストシーンにはとめどなく涙が出ました。
早くから予告編が流れていて、正直もう観なくてもいいんじゃないかという気になってたけど
いやこれは観て正解だった。
実際に人質となった船長リチャード・フィリップ氏が書いた小説を原作とする本作、
海賊との攻防にドキドキし、救出劇に手に汗握る極上のスリラーに仕上がっています。
緊迫の中にあって、キャプテンとパイレーツの青年との間に小さな絆が生まれるのがいいんですよね。
人は人の親切を忘れないのだという描き方に癒されます。
思えばパイレーツにならざるを得ない若者の切羽詰った思いも悲しい。
だからこそ、海軍特殊部隊ネイビーシールズの仕事の鮮やかさには感心しながらも、
もやもやしたものが残ってしまう。
観客に考える余地を与えるのも、ポール・グリーングラス監督のうまさでしょう。
ラストシーンにはとめどなく涙が出ました。
キャプテンは20人のクルーの安全と引き換えに自ら人質となることを申し出たわけで
言ってみれば、ヒーロー。
しかし、あるインタビュー動画によると、氏はソマリア海域のパイレーツの存在を危惧する団体から
航路の変更を求めるEメールを受け取っていながら、それに従わなかったとのこと。
もしも指示に従っっていたら、事件は起きなかったのではないか。
原作は読んでないので分からないのだけど、少なくともポールグラス監督あるいはトム・ハンクスは、
あの涙に、「あるべき」後悔の念も表現したのではないかな。
体を張ったトム・ハンクスの演技も申し分なし。
パイレーツのリーダーを演じた無名の役者 バーカッド・アブディの演技もよかった。
見ごたえのある一本でした。
ちなみに、一緒に観に行った友人は、揺れるカメラ映像に撃沈しあえなく退場。
酔い安い方はご注意ください。
結局私は一人寂しく貸切で観たのでした。やっぱりこの映画館潰れるな(汗)