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映画ノート

【映画】 『マッキー』ハエに生まれ変わって復讐!

TIFF繋がりでもう一本ハエに生まれ変わった男が、愛する人を守るため復讐に燃える姿を描くインド映画『マッキー』

ついでに「復讐を描く映画」を何本か観ていきます。
マッキー(2012)インド
原題:Eega
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:ナーニ/サマンサ・プラブー/スディープ
日本公開:2013/10/26
建設会社の社長スディープ(スディープ)は残忍な極悪人。
ある日美しいビンドゥ(サマンサ・プラブー)と出会い一目惚れするが、ジャニ(ナーニ)に心惹かれるビンドゥはスディーブに興味を示さない。スディーブはビンドゥを手に入れるためジャニを始末。悲しみにくれるビンドゥの前に現れたのはハエとして生まれ変わったジャニだった。
ジャニのアプローチにつれない素振りを見せるビンドゥ。でも互いの気持ちはしっかり通じている 
という不思議な恋愛模様から始まる本作、晴れて二人が本物の恋人となろうとするとき、ジャニはあっさり殺されてしまうんですね。
主人公退場早すぎ(笑)
死後ジャニはハエに生まれ変わり、その後はずっとCGのハエが主役(笑)

マッキーというのはインドでハエをさす言葉のようです。 しかし凄い設定ですよね。
蝿男の恐怖』や『ザ・フライ』のように科学者のミスからハエ人間が誕生するというのではなく殺
された男がハエに生まれ変わるんです。
前世の記憶も人間の知能もしっかり持ってるんですが、そこになんの説明もないところが潔い(笑)

死んだ後も愛する人を守ろうとするのは『ゴースト ニューヨークの幻』と同系。
正直ハエ?CG? と思うところはあるものの、復讐劇も所詮ハエ対極悪人ですから、
トムとジェリー並みの痛快さで楽しめます。ハ

エの仕草もユーモラスで可愛いし、ヒロインがマイクロアーティストという設定も生かされていて、
小さいもの好きな人にはたまらないかも。

ハエになったジャニのアドベンチャー的な要素もありで、
ファンタジーなアクションエンターテインメントとして気軽に楽しめばOKでしょう。

インド映画にしては歌って踊る部分が少ないのは寂しいと思う人もいるかな。
エンドロールの踊りも・・ね、想像できるでしょ(笑)

♪マッキ マッキ マッキー!♪の主題歌脳内リフレイン中~w