しまんちゅシネマ

映画ノート

発情アニマル






「復讐を描く映画」シリーズ、今日は『発情アニマル』!!
レイプされたヒロインが残忍な復讐に挑みます。

発情アニマル(1978)アメリ
原題:I Spit on Your Grave
監督:メイル・ザルチ
出演:カミール・キートン、 アーロン・タボール、リチャード・ペイス、アンソニー・ニコルズ、 ガンター・クリーマン
避暑地の別荘を訪れた女性作家を4人の若者が襲う。凌辱の果てに彼女は血みどろの復讐を決意する……。(allcinemaより)

2010年にリメイクされた『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のDVDに、本作の復讐シーンがダイジェストで収録されていて、観たいと思った一本。

リメイク版は復讐の方法がより残忍なんですが、それどうやって準備するんだよとツッコミたいものもあり、非現実に感じたのと、ヒロインがギスギスして魅力に欠けました。




しかし、オリジナルである本作のヒロインは美しい。美乳でございます。
裸体を惜しげもなくさらし、猛々しく冒されるシーンも執拗であることから
ポルノ扱いだったらしいですね。だからこのタイトルか。
男たちを色仕掛けで誘い出し、しっぺ返しの前に天国を味あわせるあたり、男性のための作品とも思ってしまうところ。
それでも終盤繰り広げられる、残忍な復讐劇は痛快ですらあります。
出来れば、ヒロインの書き物などから、ヒロインの残忍性を少し感じるような伏線があってもよかったかな。
最後はふたりまとめずに、なにか目新しい復讐が欲しかったとも思ったのだけど
現実味があったのはよかったし、男たちの感じる恐怖をじわじわと描く演出も良かった。

女を甘く見るとえらい目に遭うよ。