しまんちゅシネマ

映画ノート

なんちゃって家族




警備の目を盗むため家族旅行を偽り国境を越えようとする、わけありドラッグディーラー一行の巻き起こす騒動を描く作品です。
なんちゃって家族(2013)アメリ
原題:We're the Millers
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ジェニファー・アニストンジェイソン・サダイキス/エマ・ロバーツ/ウィル・ポールター/ニック・オファーマン/キャスリン・ハーン/エド・ヘルムズ
日本公開:2014/1・25
ドラッグの売人デイヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、商品のドラッグを盗まれたことから多大な借金を抱えてしまう。返済のためボスが言い渡すのがマリファナをメキシコから密輸するやばい仕事。
家族旅行を装えば、疑われずに国境を越えられのでは?と目論んだデイヴィッドは
金欠のストリッパー(ジェニファー・アニストン)、ホームレスのゴス少女(エマ・ロバーツ)、近所の童貞少年(ウィル・ポールター)を雇いにわか家族、ミラー家を結成するんですね。さてさて、計画はうまくいくのか という話。



この手の映画にしては異例のロングランになっていて、気になりながら劇場を逃したんですが
今回観てみて納得。ハラハラや笑いが盛り込まれ、期待以上の面白さでした。
監督は『ドッジボール』のローソン・マーシャル・サーバーとあって、シモネタ満載っw
台詞も映像もやばいことになってます。ジェニファーなんてストリッパーだしね。
それでも、孤独や問題を抱えた面々が、旅を通じて心を通わせるというロードムービーのお約束は踏襲していて、いいところをきちんと認め合うコンセプトが心温まりました。

嬉しいのは、作品中たくさんの映画ネタが盛り込まれていること。
きっと私が気づかないものもたくさんあったんだと思うので、映画通は余計に楽しめるんじゃないかな。
みんなでいくつ見つけられたか確認しあうのも楽しいかと。
ラストのオチをを生かすためには、邦題は原題のままにして欲しかった。

ちなみに、童貞少年を演じたウィル・ポーターは『リトル・ランボーズ』の悪ガキでした。大きくなったね。