しまんちゅシネマ

映画ノート

【映画】パッション



秘境からのお届け、一本目はじゅりさん絶賛のデ・パルマ作品『パッション』から♪


パッション(2012)フランス・ドイツ
原題:Passion
データ

アラン・コルノーの遺作『ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて』(未見です)をブライアン・デ・パルマがリメイク。上司と部下との女同士のドロドロの確執を描くサスペンス・スリラーです。

一流広告会社で働く女エグゼクティヴ クリスティーンにレイチェル・マクアダムス
パステル系のふんわりとしたファッションに身を包み、一見爽やかで優しげなクリスティーンですが、その実態は部下の手柄を平気で横取する腹黒女。おそらく今の地位に上り詰めたのも、裏で悪どいことのひとつもやってきたんでしょう。
目障りなのは出来のいい部下ってわけで、ノオミ・ラパス演じるイザベルがクリスティーンの餌食になっちゃいます。


お帰りなさい80年代!お帰りなさいデ・パルマ先生!
後半の二転三転のサスペンス劇にすっかりだまされました。

レイチェルの二の腕で柔らかなイメージを生かしながら(違うってw)、狡猾な中身とのギャップを強調させるところもニクい。
イジイジしてても心にドラゴン・タトゥーなノオミも嵌ってました。

ただ、変態性を垣間見せてくれるのに、露出は少な目。
デ・パルマ先生もお歳を召されたかなと少し寂しい。