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映画ノート

【映画】ジュラシック・ワールド



ジュラシック・ワールド(2015)アメリ
原題:Jurassic World
監督:コリン・トレヴォロウ
日本公開:2015/8/5

感想
スピルバーグ制作総指揮で、再び恐竜が大暴れします。
今回舞台となるのは、オリジナルと同じイスラ島。
かの惨劇のあったジュラシック・パークを北に残したまま、新たな経営者により、恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」が建設され、毎日2万人の人が訪れています。
ジュラシック・パーク」の創始者の夢が現実になった形ですよね。
しかし技術と人の尽きることのない欲望が新たな脅威を生み、島で悪夢が繰り返されることになるわけですねぇ。

いやぁ、迫力だったわ。
2回目の鑑賞でIMAX3Dで観ましたが、3D効果はそれほどでもなかったけど、地響きや咆哮が迫力で臨場感が増します。
アトラクション映画としては間違いなく最高峰でしょ。



ただ、冒頭から説明が多くて、クリス登場までが待ち長いんですよ。
新しいテクノロジーや倫理性を伝えるために必要なのはわかるけど、掴みが弱いのは残念。
そのクリス・プラット、今回は飼育係オーウェンを演じてまして・・
あら、妙に男前。元軍人とあって男気があって勇敢でカッコいい。
でもでも、私クリスにはもっと軽さを求めてしまうんだなぁ(笑)



もしかしたら主役?と言われるのはクレア役のブライス・ダラス・ハワード
ハイヒールのまま森を駆け抜け闘うブライス嬢にビックリ。
靴はCGなのかと思ったくらいよ。
ブライスには第2のシガニー・ウィーヴァーとしてブレイクして欲しい。
自己チューだったクレアが徐々に変わっていくんですが、実は一度デートしてたらしいウォーエンと段々に心が近づいていくところもミソ。
続編ありならロマンスの発展にも期待です。

今回新しいのは、恐竜が遺伝子操作で作られている点
ハイブリッドな恐竜の賢さと残虐性で、恐怖をマックスに盛り上げます。
彼らに本能+αの「意思」を持たせたところも鍵で、そこにクリスが大きく関わってくるんですね。ただ子供たちを守り、逃げるだけの主役じゃない。
ウォーエンの勇気と動物愛、垣間見せるお茶目さが魅力となって、大いに楽しませてくれました。クリスやっぱり好き!!

監督&脚本は『彼女はパートタイムトラベラー』のコリン・トレヴォロウ
ジュラシック・パーク』を小学生のときに観て熱狂し、以来映画に取り付かれたというのだから、夢を叶えたのは、一番に監督自身かもですね。




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