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映画ノート

【映画】『キングスマン』コリン・ファースがキレッキレ!



キングスマン(2014)イギリス
原題:Kingsman: The Secret Service
日本公開:2015/9/11

キック・アス』のマシュー・ボーンマーク・ミラー原作によるコミックをマシュー・ボーン自ら監督したスパイアクションです。

あらすじ
ロンドンの高級スーツ店“キングスマン”の実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。ハリー(コリン・ファース)は“キングスマン”のエリートスパイだ。ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、組織は新人をスカウトすることに。

感想
モサドでもMI6でもない、スパイ機関キングスマンが存在し、密かに悪と戦っているという話。

まずはあのコリン・ファースキングスマンのエージェントとして、キレッキレなアクションを披露してくれるのが新鮮です。
CGの助けがあるとは思うものの、いかにもコミック原作という劇画的な流れがしっかり演出されているのは、さすがライターと劇画の原作者たちの仕事っぷり。



キングスマンも人手不足に陥り、新人を発掘することになる
そこでハリー(コリン・ファース)がスカウトするのが不良少年イグジー
実はハリーとは子供の頃から通じるものがあって、ハリーとイグジーの師弟関係がちょっといいドラマを生むんですね。

仕立てのいいスーツを着こなし、どこか影のあるハリーを演じたコリンははまり役。
イグジー役の新人タロン・エガートンは見たことのない役者だったけど、運動能力の高さを感じさせてくれる逸材の予感。トムハ主演の『レジェンド』に出てるようなので期待です。
他の共演者も組織の長アーサーにマイケル・ケイン、指揮官にマーク・ストロング
んまぁ贅沢なこと。しかもみなさんピタリと嵌りますからね。


スーツ店の奥はこんなことに?という、ありえへんがなな光景もワクワクポイント。

前半は新人教育をコミカルなアクションで見せ、後半からはある敵と立ち向かう展開に。
過激なアクション満載で、人が死にまくることになるものの
キングスマンが対峙する敵の設定は新作『ターミネーター』に通じるものがあって、しかも『ターミネーター』よりも現実的な「そこにある恐怖」を感じさせてくれるのが面白いと思う作品でした。