【映画】『サウスポー』ジェイク・ギレンホールいつのまにかガチガチマッスル
サウスポー(2015)アメリカ原題:Southpaw監督:アントワーン・フークア日本公開:2016
ジェイク・ギレンホール新作『サウスポー』を観てきました。
ジェイクが演じるのはプロボクサー、ビリー・ホープ
力に任せたボクシングで勝ちを収めるビリーですが、試合が終われば全身ボロボロ。
そんなビリーを妻は心配します。妻の一番の願いは娘と3人家族の幸せ。
妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)を深く愛するビリーですが、短気なビリーが箍を外したことから彼は家庭を失うことになってしまい・・
ボクシングはちょっと苦手で、劇場鑑賞を迷ったんですが・・
これは観てよかった。
ビリーの挫折と再起を描く物語ですが、ボクサーとしてだけでなく、一人の家庭人としての再生のドラマが丁寧で、娘との関係に胸を打たれるのですよ。
まずジェイクのガチガチに鍛えた肉体に驚きますね。
ファイトシーンはプロのスタントということでしょうけど、
頑強な肉体から繰り出すパンチはなかなかさまになってます。
しかしあることから彼はどん底に落ちることになる。
頂上からの転落。プロスポーツ選手の厳しい現実を垣間見た気がします。
ビリーが悲しみに沈む姿には母性本能くすぐられまくりでしたねぇ。
そんなビリーを再起に向かわせる存在として、ジェイクにも劣らない演技を見せてくれるのが娘レイラを演じるオーナちゃん(と読むのかな?)
彼女は家で一番賢くてしっかりもの。
最初はブスっ娘に見えるんですが大きな瞳がレイチェル・マクアダムスに似ています。
監督自身もボクサーとのことで、ファイトシーンはプロのスタントを使い、リアルな迫力を演出しています。
教養も社会性もない若者がトップに君臨し成金な暮らしを送ることに、苦言を呈す気持ちもあるのかな。
終わってみれば父と娘の物語。
ビリーが本当の信頼を勝ち取り、人間的に成長していく姿に感動します。
勿論ボクシング映画としての盛り上がりもあり、見ごたえのある一本でしたよ。
トレーナーにフォレスト・ウィテカー。
ちょっとあしたのジョーが入ってきますよね(笑)
IMDbでも8.0の高得点
日本公開は来年?