しまんちゅシネマ

映画ノート

Re:プレイ


2003年(米/英)監督:ローランド・ズゾ・リヒター原作戯曲:マイケル・クーニー出演:ライアン・フィリップスティーヴン・レイロバート・ショーン・レナードスティーヴン・ラングピーター・イーガン/パイパー・ペラーボサラ・ポーリー/スティーヴン・グラハム【ストーリー】2002年のある日、緊急で病院に運ばれた男サイモン・ケーブル。彼は2分間の心拍停止に陥るも、医師たちの懸命な措置により奇跡的に命を取り留めた。ところが目覚めたとき、彼は過去2年間の記憶を失っていた。そんな彼のもとに金髪の女や妻だと名乗る黒髪の女アンナがやって来る。だが、彼は何も思い出せず混乱する。やがて彼は、雨の中、兄ピーターのもとへ向かっていて交通事故に遭ったことを思い出す。しかしアンナは、ピーターはもうこの世にはいないと言う。しかも“ピーターを殺したのはあなたよ”と口走るのだった…。
■感想
これはSHIGEさんのところで紹介されていて、気になってみてみました。

黒く塗りつぶせ! サラ・ポーリー、トップバッターですw

ある日突然病院のベッドで目覚めるサイモン(ライアン・フィリップ)。
医者の今日の日付は?の質問に2000年と答えるものの、
医師(スティ―ブン・レイ)は、今は2002年だと言うのです。
外に奥さんが待っていると言われても、サイモンには妻の記憶がない。。

サイモンは失われた2年間の記憶を取り戻そうと思いを巡らせ、
ポスターのように記憶のパズルを繋げていくのですが‥。

目の前に現れる妻と名乗るアンナ(パイパー・ペラーボ)やクレア(サラ・ポーリー)との関係は?
アンナが告げる「兄ピーターを殺したのはあなたよ」の言葉の真相は??



これも一種のタイムパラドックスでしょうか。

気付けば画面は2000年、そして次の瞬間には2002年。
サイモンと一緒に観ている方も混乱してしまうのですが、
どうやらサイモンは2000年に起きたある事故の日に戻っているということが分って来ます。

それでもなぜ彼は2年の時の間を行き来するのか。
その意味が分かったとき、とっても切ない気持ちになりました。


主演のライアン・フィリップ君、、以前はあの無表情な感じが好きではなかったのだけど、
最近は結構いいなと思うようになりました。

この作品でも今自分に何が起こっているのかと混乱し、葛藤する様子を上手く演じてました。

最後は彼のあまりに辛すぎる葛藤に泣けてしまいましたね~(´Д⊂
「ループ」を思いだしましたが、「バタフライ・エフェクト」と言った方がいいかな。

謎の女性(とりあえずw)クレアを演じたサラ・ポーリーの登場時間は思ったよりも短めw

ライアン君の兄ピーターにロバート・ショーン・レナードです。


終ってみればどこかで観たかな?というストーリーではあったかも^^;
それでもサスペンスとして楽しめたのと、ラストの切なさにどっきりだったのもあり、個人的には好きな作品でした。



★★★*☆