しまんちゅシネマ

映画ノート

オーディション


2000年(日本)監督:三池崇史原作:村上龍出演:石橋凌椎名英姫國村隼松田美由紀大杉漣沢木哲石橋蓮司根岸季衣斉木しげる光石研広岡由里子【ストーリー】ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、一人息子の重彦と寂しい日々を過ごしていた。そんなある日、青山の身の上を案じた友人の吉川は青山にとんでもない提案をする。それは映画制作と称したオーディションを開催し、その中から再婚相手を探せというものだった。そして4000通もの応募の中から選んだ女性、麻美に加速度的に魅了されていく青山。しかし彼女の愛は余りにも真っ直ぐで完全なものだった……。

ハロウィン映画祭り第2弾 キリキリキリ …… 恐いでしょう?……^^;『オーディション』

■感想
タイム誌選出ホラー25選に、入った唯一の邦画。しかも「リング」などの心霊ものではないのに。
ということで気になってた「オーディション」早速観てみました。

妻を亡くして7年。枯れ気味の男やもめ青山(石橋凌)は、友人吉川の提案にのり、
映画の製作のオーディションにかこつけ、再婚相手を捜すことに。

そこで白羽の矢がたったのが清楚な風貌の麻美(椎名英姫)24歳。
どこか寂びしげで芯の強そうな麻美にどんどんのめり込んでいく青山でしたが、
オーディションの達人、友人の吉川は、何かを直感し、あまり深入りしない方がいいと忠告するのでした。

いや、これは怖かったです。
青山を虜にした麻美は唯一の愛情を欲する、哀しい過去を持つ女だったんですね~。
青山を独占するために彼女のとった行動が。。 きゃ~~。。怖すぎました。

キリキリキリキリ…… 恐いでしょう?
キリキリキリキリ…… 痛いでしょう?  ってのがコピー。 ^^;



今回DVDで観たのだけど、メイン画面に流れる「スルスルスル~」と繰り返す麻美の声も怖い!
「スルスルスル~」は英語で「Deeper,deeper」って訳されてましたアハハ(´∀`)ノノハハハ ...こわ。

部屋に無造作に置かれたズタ袋がまた怖くてね~。中身は何なの??と気になるし。
今流行の夢オチを臭わせてみたりと、視聴者の心を知り尽くし、自在に操るような三池崇史監督の手腕にも恐れ入りました。


ヒロインのキリキリキリキリシーンでは、こちらまでのたうち回りそうでしたよ~。
寂しげな女に優しい言葉をむやみにかけちゃいけない。ってのが教訓ですかね^^;
怖いけど、お薦めでーす(゚Д゚)ノ


追記:
これもしかしたら日本ではDVD発売されてないのかな。
アマゾンを調べると中古品が17,948円からという超高値になってました。。ウムム。




★★★★☆