しまんちゅシネマ

映画ノート

グリフィン家のウェディングノート




次男の結婚式のためにひさびさに顔を揃えた一家のドタバタを描くコメディ・ドラマ。
監督は『最高の人生の見つけ方』の脚本家ジャスティン・ザッカムです。
グリフィン家のウェディングノート(2013)アメリ
原題:The Big Wedding
監督/脚本:ジャスティン・ザッカム
出演:ロバート・デ・ニーロキャサリン・ハイグルダイアン・キートンアマンダ・セイフライド
トファー・グレイス、 ベン・バーンズ 、スーザン・サランドンロビン・ウィリアムズ
日本公開:2013/11・29
 結婚にまつわるコメディというと『花嫁の父』(リメイク版)を思い出します。
嫁に出す娘のために準備に奔走し奮闘する、それも寂しさを紛らわす手段だったりして、ドタバタの中に、父親の寂しさや家族の絆が暖かく描かれ好きな作品でした。

 で、本作もそんな風かと思ったらちょっと違う。
グリフィン家の長ドン(ロバート・デ・ニーロ)は、エリー(ダイアン・キートン)と離婚していて、この10年はビービー(スーザン・サランドン)が一家を支えている。結婚式の主役、次男アレハンドロ自身は実は養子で、結婚式には生みの親もやってくるらしい。極めつけは、生みの母の宗教の関係で、ドンとエリーが夫婦のフリをするはめになるんですよ。はみ出しを食らうサランドン姐さん的には「なんでやねん!」ってなもんですが、とんでもない秘密を抱えたまま、無事結婚式を終えることが出来るのか という話です。

 花婿のアレハンドロにベン・バーンズ、花嫁にアマンダ・セイフライド、グリフィン家の子供たちにキャサリン・ハイグルトファー・グレイス、神父に ロビン・ウィリアムズ 等何気に豪華メンバー
でもこれ、主役は誰だったの?
雨降って地固まるという風に、何らかの進歩や解決があるのはいいのだけど
不必要なまでに下世話な秘密が暴かれるのは気持ちのいいものじゃなかった。
命を授かったこと、育ててもらったことに感謝するとか、家族の思い出とか
ベタでも結婚式ならではの暖かいものをもっと描いて欲しかった気がします。

 しかし、サランドン姐さんのパンツとかw
名優たちも結構無茶するなぁというところを拝めるのは楽しみのひとつ?(笑)