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映画ノート

マンマ・ミーア!


2008年(イギリス/アメリカ)監督:フィリダ・ロイド出演:メリル・ストリープジュリー・ウォルターズステラン・スカルスガルドコリン・ファースドミニク・クーパーピアース・ブロスナンアマンダ・セイフライドクリスティーン・バランスキー【ストーリー】ギリシャエーゲ海に浮かぶ小さな島。女手ひとつで育てられてきたソフィは結婚式を控え、父親とバージンロードを歩くことを夢見ている。父親が誰か知らされないまま育ったソフィは、母親ドナの日記を盗み読み、かつての恋人たちを結婚式に招待してしまう。「本当のお父さんなら一目でわかるはず…!」そして迎えた結婚式前日、ドナの若かりし頃のバンド仲間に続いて3人の男が現れる!!
■感想

プレ・オスカー・ノミネーション特集 第3弾! 主演女優賞候補 メリル・ストリープ


メリルの実力は今更言うまでもないところですが、今年は『ダウト あるカトリック学校で』で主演候補に選ばれました。

そしてゴールデングローブのコメディ/ミュージカル部門では『マンマ・ミーア!』でも主演にノミネート!
こちら大人気ブロードウエイミュージカルの映画版。懐かしのABBAの曲満載の、ハチャメチャに楽しい作品に仕上ってます。

舞台はエーゲ海に浮かぶ島。美しい海、さんさんと輝く太陽、温かそうな人々。
これぞ楽園!というロケーション。この島に暮らすのがメリル母娘。
父親を知らずに育った娘ソフィーは、結婚を間近に控え父親探しを決心。母に内緒で結婚の招待状を父とおぼしき人物に送ってしまいます。そして島に現れたオジさま3人。本当のパパはこの中のダレ?というお話。

ほぼ全編にABBAの曲をが散りばめられてるから、とにかく懐かしくて楽しいんですよ~。
一応ストーリーはあるものの、そんなのどうでもいいや、って感じ(笑)

メリルと旧友二人による、シニアなABBAなパフォーマンス!
メリルの歌が「上手な素人」の域を出ないのが残念ではありますが、チャレンジ精神には拍手。
友人の一人クリスティーン・バランスキーの歌声がメリルをカバー。
見事な脚線美も披露してくれ、なかなかなパフォーマンスです。

パパ候補となるのがコリン・ファースピアース・ブロスナンステラン・スカルスガルド
コリン・ファースは繊細な歌声でギターまで披露してくれるし、パンクなファッションに身を包んだ若い頃の映像も笑える。
ヒヤヒヤだったのはブロスナンの歌^^; 海が似合う素敵なおじさまで、も少し歌が上手い人はいなかったものかな、とも思うけど、ま、それも良しです。

娘ちゃんを演じたアマンダ・セイフライドは可愛く素直な歌声は好感度大。一番安心して聴いていられます。
結婚相手のスカイを演じたのは『ある公爵夫人の生涯』でキーラの恋のお相手を演じたドミニク・クーパー
注目の若手なのかな。『ある公爵~』では後にイギリス首相となる若き政治家を演じていて、雰囲気の違いにビックリです。

ストーリーに深みを求めたり、完全な歌声を求めることは出来ませんが、島の人々を巻き込んでの明るく楽しい歌とダンスは見物で、ABBAを懐かしいと思う人には間違いなく楽しめます。

マンマ・ミーアとはイタリア語で「私のおかあさん」と言う意味をがある他に「なんてこった!」という意味で使われるんですって。
ピッタリなタイトルですね。

エンドロールもとびっきり楽しいので席を立っちゃダメですよ。
私は劇場のがしましたが、これは間違いなく劇場向けですね。

DVDには一緒に歌えるシングアロング・バージョンも収録されてて、それも楽しかったですけどねw

メリルって今年60歳? 
ノーメークのお顔は確かに老けたと思うけど、アバ風の衣装に身を包み歌う姿はまだまだ若い!




日本公開は1/30から

★★★★☆



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