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映画ノート

【映画】リベンジ・トラップ/美しすぎる罠

アトランダム映画祭」のっかり特集2本目
今日は勝手に非コンぺ作品
ロザムンド・パイク主演の日本未公開(ソフトあり)のサスペンスです。



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リベンジ・トラップ・美しすぎる罠(2015)
アメリ
原題:Return to Sender
監督:フアド・ミカティ
脚本:パトリシア・ビーチャム/ ジョー・ゴセット
出演:ロザムンド・パイク/シャイロー・フェルナンデス/ニック・ノルティ 
日本未公開


【感想
優秀なナース、ミランダ(パイク)はある日訪ねてきた若い男にレイプされてしまう。

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レイプ犯はまもなく捕まり収監されるが
何故かミランダは獄中の犯人に手紙を送り続ける。
しかし犯人は受け取りを拒否し、手紙は「送り主に返送されたし」とスタンプを押され舞い戻る・・・

そこから原題の「Return to Sender」となるわけですが
「何故か」とあおってみる私の努力も、この邦題によってあえなく粉砕されますよね(笑)
なにこの豪快なネタバレ

まぁね、二匹目のドジョウ狙いで『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクを起用しただろうことは想像に難くなく
観る方としてもそれは覚悟のうえでロザムンド嬢の怪演に期待してみてるわけだから、
ネタバレでもいいっちゃいいんですが・・
問題は内容です。

untitled.png 


ロザムンド嬢はいいですよ。やっぱり怖くて。
ほぼ予測通りにことが運ぶのもある意味すがすがしい。
でももう少し面白くなれた気がしてならないんだなぁ。


ミランダの潔癖症はどこから来たのかとか、母親との関係とか、
邦題がこれなんで言っちゃいますが、
それらが彼女のリベンジにどう係わってくるのかを掘り下げれば確実に映画は深みを増すはずなのに
こうした伏線になりそうな部分がさらりとスルーされていくのが歯がゆい。
全体にテンポも遅くなかなか次のアクションに移らずじれったいし。
エンディングを観客に任せているのも、なんだかなぁ
と、だめだししてしまったけど
ロザムンド嬢の演技は勿論、彼女の抜群のプロポーション
ウィリアムのお気の毒さ、あと、ひねりがなさすぎて笑いを誘うところが見どころかな。

レイプするのも相手を選ばないとえらい目のあうという教訓ですね。
でも、リベンジはもっと盛大にやってほしかった(笑)

監督はフアド・ミカティ・・
ミキティじゃないよ(笑)


ちなみにこの「Return to Sender」は
私も前の住人の手紙が届いたときなどによく使ってました。



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