しまんちゅシネマ

映画ノート

カサノバ


2005年(米)監督: ラッセ・ハルストレム 出演: ヒース・レジャー /シエナ・ミラー /ジェレミー・アイアンズ / オリヴァー・プラット      レナ・オリン / オミッド・ジャリリ 【ストーリー】18世紀のヴェネチア。巷はどんな女性も虜にしてしまう究極のプレイボーイ、カサノバの噂で持ちきり。当のカサノバは、修道女との戯れのため捕らわれの身に。総督の計らいでなんとか無罪放免となったカサノバだったが、良家の子女と結婚する必要に迫られる。さっそく富豪の娘ヴィクトリアを口説き落とし婚約を取り付けるカサノバ。ところが、そんな彼の前に、男勝りの剣の腕前と知性のフランチェスカが現われる。自らのプレイボーイぶりを舌鋒鋭く批判されたカサノバは、逆に彼女に対する恋の炎を燃え上がらせてしまう…。

■公開時コピー
恋愛至上主義
100万もの恋か、ただひとつの愛か…

■about movie
サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督が、史上最も有名なプレイボーイ“カサノバ”を主人公に描く痛快恋愛コメディ。主演は「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャー




■感想
ヒースカッコいい!
これはもう、「ブロークバック・マウンテン」ヒット祝いのヒースのプロモーションビデオのノリでしょうか。

伝説の男カサノバ。彼は単にいい男というだけでなく、常に100%全力投球で女性に快楽を与える。
ただの女ったらしじゃないところがいいんです。
そんな彼が、一人の女性に惹かれ、彼女を落とすためあれやこれやと手を尽くします。
ドタバタだけどロマンチック。女心をくすぐられるんだ、これが。

中世のコスプレ。バロック調の音楽、建造物・・・。色彩豊かで、見てるだけでワクワク。

全体に笑いをちりばめていながらも、伏線もしっかり引かれていて構成もいい。
ありえない展開もまた、いかにも映画らしい映画を観たという気にさせてくれます。

出演者も、みんなとにかくカッコいい。存分に楽しめる娯楽作品。
ラスト付近、馬にまたがるヒースに思わず「こうでなくっちゃ!」


楽しめました。 お薦め!


★★★★☆