しまんちゅシネマ

映画ノート

バンク・ジョブ


2008年(イギリス)監督:ロジャー・ドナルドソン出演:ジェイソン・ステイサムサフロン・バロウズ/リチャード・リンターン/スティーヴン・キャンベル・ムーアダニエル・メイズ/ピーター・ボウルズ/キーリー・ホーズ/コリン・サーモン/ピーター・デ・ジャージー【ストーリー】1971年、ロンドン。中古車店を経営するテリー・レザーは借金取りに怯える冴えない日々を送っていた。そんなある日、昔なじみの美女マルティーヌから、ある強盗計画を持ちかけられる。それは、装置交換のため警報設備が解除されるロイズ銀行の貸金庫を襲うという安全確実な計画だという。躊躇いつつも、その話に乗ったテリーは、仲間を集め、準備を進めていく。しかし銀行の貸金庫には、現金や宝石ばかりではなく、決して世間には知られてはならない様々な“秘密”も保管されていたのだが…。

封印された英国史上最大の銀行強盗事件。実話!?『バンク・ジョブ

■感想
奪ったブツはキャッシュとダイヤと王室スキャンダル!!

古車店経営の冴えないテリー(ジェイソン・ステイサム)が、借金生活からの脱皮をかけ、幼なじみのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)に持ちかけられた銀行強盗を決行する事に。
ところがマルティーヌの目的は、その銀行のデポジットボックスに保管された、ある国家機密を手に入れる事だったのです。

これ、イギリス最大の銀行強盗が行われながら、その事実は国家の力により闇に封じ込まれたと言う事件を元にしていて、その内容の殆どが実話と言うから凄い!!

オフィシャルサイトのトップページにも載っているので、これはネタバレしてもいいと思うんだけど、マルティーヌが持ち出そうとしたのは王室のスキャンダルに関わるもの。ところがその銀行には、王室のスキャンダルの他にも、重要な秘密が保管されていたものだから、話しがややこしい!!

いえ、ややこしいと言っても決して分りにくいというワケではないのです。
一件落着に見えて、そう簡単ではない。ジェイソン君が難問にどう対処し立ち回るかが映画の見所となっております。

前半は銀行強盗のスリルを存分に味わい、次にジェイソンの頭のはげた、、失敬、頭の切れたところを楽しめるというものなんですね。
一度は、ジェイソンったら、そんな殺生な~(´Д⊂と思わせておいて、実は男気のあるところで魅せてくれる。
一般人の役所なので、アクション的には地味だけど、それでも流石!の格好良さです。

ジェイソンに銀行強盗の話しを持ちかける幼なじみの美女にマルティーヌにサフロン・バロウズ
再会の街で』で、ドン・チードルの診察室でHな申し出をした患者役の彼女ですね(笑)



国家機密を守るためにある組織の存在にも驚きだし、繰り広げられる駆け引きがとにかく面白い。
監督は『世界最速のインディアン』のロジャー・ドナルドソン。これは全英大ヒットも納得の作品でした。


でもラストのワンシーン、、あれはいるのかな。タコ入道かと思っちゃったわ^^;




★★★★☆