しまんちゅシネマ

映画ノート

ハウス・オブ・ザ・デヴィル(原題)

  ハロウィン・ホラー祭り 20本目! 悪魔の館『ハウス・オブ・デヴィル』

2009年(米)監督:チ・ウェスト出演:ジョセリン・ドナフー/グレタ・ガーウィグ/トム・ヌーナン/AJボーエン/ダニエル・ノウ
■感想
ジャジャーン! ついにハロウィン・ホラー祭り最終日となりました~。
いやいや、長かった^^; ホラー嫌いな皆様 大変お待たせいたしました(笑)

 

トリを飾るのは、ベビーシッターに訪れた女子大生が遭遇する恐怖を描いたホラーな1本!



怖くてもう一度観直すことが出来てないので正確ではないんだけど
これ冒頭に【80年代には悪魔を信仰するものが多かった。これは世にも不思議な真実に基づいたお話】
と説明が入ります。

 

主人公のサマンサはキュートな女子大生。
だらしない同室者との寮生活に苦痛を感じ、アパートを借りることを決意。
サマンサはお金欲しさにベビーシッターを引受けることに。
親友に送ってもらいやってきたのは初老の男が迎える森の奥の古い屋敷。
でも何か変。 だってここには子供がいない!!

 

怪しいと思ったら直ちに退散!それが若者のルールなのは100も承知。
でもサマンサはお金欲しさに深夜までここで過ごすことを引受けるんですね。
くしくもその日は皆既月食の夜‥。



前半は怪しいことに足を踏み入れてしまうヒロインに、やめとけよ~とドキドキ。
屋敷で過ごす様子は『暗闇でベルが鳴る』を彷彿とさせるドキドキ。

 

で、後半一気に『ローズマリーの赤ちゃん』っぽいオカルトの世界に突入!!!
しかも不気味というレベルでなく、血みどろの惨劇でマジ怖い^^;

 

この映画、80年代をかなり意識していて
ファッションやインテリアなどディテールにこだわってるのは勿論のこと
劇中使われる音楽や、撮影方法まで80年を感じさせるものなんです。
その中にあって、使われてる血液がかなりリアルで怖いんですよね。

 

これね、ラストに何が起こったのか、説明がないんですよ。
映像と、ある「一言」で想像するのみ。

 

え? これって。。  ん? そういうこと??
と想像してみるものの、その答えを確かめる術がないので、ちょっとモヤモヤが残っちゃう^^;

 

これが実話ならその詳細を知りたいところなんだけど、、
なんせまだ昨日公開されたばかりで、レビューもあまり見当たらないのよね。



なのでこれはかなり評価が分かれるかなと思います。
映画慣れしてないと余計に「何これ?」ってなりそう。

 

でもロットントマトなどでは結構評価が高くトマトメーター86%
同じく今週公開になったマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT !』が80%と考えると意外なほどに高評価。

 



サマンサを演じたジョセリン・ドナフーはほぼ独り舞台的なものだけど、可愛こぶらない可愛さが○。
この可愛い子が不条理でショッキングな世界に引きりこまれるにを固唾を飲んで見守ってしまいます。
ホラーとしてはかなりの出来映えだと思いますね。
でもやっぱり最後の解答が欲しい~(*>∀<*)




★★★*☆