しまんちゅシネマ

映画ノート

ピック・アップ・アーティスト


1987年(米)
監督:ジェームズ・トバック
出演:モリー・リングウォルド/ロバート・ダウニー・Jr/デニス・ホッパー/ダニー・アイエロ 
    ミルドレッド・ダンノック/ハーヴェイ・カイテル/ブライアン・ハミル

■感想
ダウニーの『アイアンマン2』公開記念ホッパー追悼5本目!
ダウニー&モリー・リングウォルドの80年代感漂うラブコメですね。
 
ダウニー扮する小学校教師ジャックはナンパ(ピックアップ)の天才
街で可愛い子を見かけては、電話番号を聞きまくる。
ある日ディスコでチンピラ風の男に絡まれているランディ(モリー)と街で再会しナンパ。
二人は即日車でH。
最高の快楽に有頂天のジャックはいつものように電話番号を聞くが
「セックスは過去、電話は未来のこと」と言い放ち、つれなく去っていった。。

若いダウニーがナンパの帝王を軽く演じてます。
糖尿病のおばあちゃんと二人暮らしで、車が唯一心休まる場所。
そんなダウニーが本気になったモリーちゃんも、実は飲んだくれの父親と二人暮らしで
父の作った借金のおかげでやくざに絡まれてるという役どころ。
言ってみれば境遇が似た二人なんですね。
 
ホッパーさんはモリーのパパでへべれけ飲んだくれ親父を可愛く好演
ダウニーはそのオヤジをモリーの恋人と勝手に勘違いしてるのがおかしい。

問題があって、それを乗り越えていくという、ラブコメの典型的なパターンではあるけど
家庭の事情が絡むのは案外珍しいかも。
おばあちゃんにインシュリンの注射をするダウニーの手つきが良かった(笑)
 
モリー19歳、ダウニー21歳という設定で
Hシーンも声だけというのが微笑ましいです(笑)
 

やくざにハーヴェイ・カイテル、ダウニーの親友にダニー・アイエロと何気に渋い面々が脇を固めていて
ストーリー的には何てことないですが、意外なキャストを楽しむにはいいかも♪
ちなみに謝金を取りたてる大家を演じてるのは監督のジェームズ・トバックで
ダウニーの役柄はトバック自身のキャラクターだそうです。
 
 



☆☆