ジュード・ロウもヴァンパイア？『クロコダイルの涙』

１９９８年（イギリス）
監督：レオン・ポーチ
出演：ジュード・ロウ/エリナ・レーヴェンソン/ティモシー・スポール/ケリー・フォックス/ジャック・ダヴェンポート

■感想

吸血鬼＆ゾンビ特集　５本目

ジューﾄﾞ・ロウが演じる美貌の医師スティーヴンは、愛するものの血を吸わなければ生きていけない。
恋人を餌食にして完全犯罪を重ねてきたスティーヴンだったが、
彼の身辺で起こる殺人事件に警察が動き始めた。
一方、新しい恋人アンとの付き合いを重ねながら、徐々にアンを愛し始めるスティーヴンは
体の限界を感じ始めていた。

ジュードがヴァンパイアってことで観ましたが、
クールで美しく、アクションまで披露してくれるからファンにはたまらない作品でした。

しかもこれは、普通のヴァンパイアものとはちょっと違ってました。

おとぎ話に、本当に愛する人とキスすると魔法が解けて美しいお姫様の姿に戻るというのがあるけど
これはその逆バージョンなのかもしれません。（勝手解釈ですよ）

美しい命を維持するために、恋人の血を吸うというスティーヴンだけど
裏を返せば異常な嗜好をもった猟奇殺人犯。

彼の本質は自分を愛してくれる人を探すというもので
いわば愛に飢えた悲しい男の生き様を描いてるんだと思いました。

彼が本物のヴァンパイアなのかはこの際置いておきましょう。
特別な力を持ってるのも確かだし、突っ込みどころもあるけど
これはそこを追求する話ではないのだと思うから。

というか、説明不足のところもあり、よく理解できてないのですが（汗）