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映画ノート

セレステ∞ジェシー




セレステジェシー (2012)アメリ
原題:Celeste and Jesse Forever
監督:リー・トランド・クリーガー
出演:ラシダ・ジョーンズ 、 アンディ・サムバーグ、 イライジャ・ウッド、 エマ・ロバーツ、 クリス・メッシーナ、 アリ・グレイナー、 エリック・クリスチャン・オルセン、 ウィル・マコーマック
日本公開:5/25~
 
セレステラシダ・ジョーンズ)とジェシーアンディ・サムバーグ)は、学生時代に恋に落ちて結婚し、誰もが羨む仲良し夫婦だった。しかし、セレステが着実にキャリアを重ねていくのに対し、ジェシーは売れないアーティストから抜け出せない。ふたりは永遠の友達関係を続けるために離婚することに決めた。

ということなんですが、ジェシーは裏のゲストハウスに住んでいて2人は普通に仲良し。
親友からも、そんな関係おかしいだろうと指摘される始末なんですが
とにかく二人でいることが心地いい2人は、離婚届は出さないまま
相変わらずのバディ関係を満喫してるんですね。
ところが、あることをきっかけに2人は一緒にいられなくなる。
映画は、そんな2人の行き着く先を描くもの。

「あること」に触れずに感想を書こうとすると何も書けないのだけど(汗)・・
とにかく2人の思いが切なくて切なくて
大抵寝る前に映画を観て、寝ながら感想を頭でまとめることが多いのだけど
昨日はベッドに入ってもただただ涙だったなぁ。

セレステを演じるのは、クインシー・ジョーンズの娘のラシダ・ジョーンズ
明るく綺麗で仕事も出来て、自分の生き方にも自信を持って生きてる女性セレステ
失いかけて初めて気づくジェシーへの思い。
同時に自信も失い、ボロボロになりながらも
自分を見つめなおしていく姿には切ないながら感動します。

気楽なラブコメの体をなしながら、リアルかつ正直に男女の間に立ちはだかる問題を暴き
本当に大切なものは何かを教えてくれる。
セレステジェシーも、きっと多くの人の中にいて
2人の関係から、気づかされることも多いはず。
新しいタイプの恋愛映画であり、傑作ですね。
挿入される音楽も素敵でした。