しまんちゅシネマ

映画ノート

武器人間




さてと、ハロウィン・ウィークとなりました。
週末、植物園に行ったら一面カボチャで飾り付けしてて可愛かった~。
しかし、シネマ・クレシェンド的には勿論ホラーで彩を添えねばなりません(笑)
まずは、まもなく日本公開のこんな作品から。
武器人間 (2013)オランダ/アメリ
原題:Frankenstein's Army
監督:リチャード・ラーフォースト
出演:カレル・ローデン、 ジョシュア・サッセ、 ルーク・ニューベリー 、 ロバート・グウィリム
アレクサンダー・マーキュリー
日本公開:2013/11/2

第二次世界大戦末期のドイツ東部を舞台に、
ある任務を遂行するために偵察に訪れたソ連の部隊が遭遇することになる恐怖を描く作品です。

ムカデ人間』しかり
オランダってのは、色んなものを縫い合わせるのが好きなのね(笑)
今回縫い合わせるのは、肛門と口・・ではなく、なんと人間と武器!
敗戦の色が濃くなったナチスドイツが、人間に鋏や刀などを装着した武器人間を作り出し最終兵器として最後のあがきをしようってわけですね。

この武器人間を作るのが、フランケンシュタイン博士の末裔という設定
いわゆるマッドサイエンティストものですが、
博士なりに戦争を終わらせる構想があったりして、それがまたクレイジーで笑える。






知ってる役者はいないし、フッテージが見つかったという設定が有効だとは言えないしストーリーに深みがあるわけでもない。
でも、クラシックの名作をひねって、ゴアなスプラッターホラーに仕上げてるのがポイント高く武器人間たちのユニークな個性もあいまって、『ムカデ人間』同様に
カルト化しそうな気配を漂わすんですよね。

モンスターたちは『シザーハンズ』よろしく手にはさみがついてたり、まさに武器人間。
中にはテディベアに人の頭をくっつけただけとか、まるで戦えそうにないものも多しw
そんなわけ分からんところも面白さでしょうね。
彼らは武器人間製造のお手伝いまでする可愛いやつ。
ま、ゾンビ同様、脳みそなさげで、情の入り込む余地などないところが怖いところですけどね。
個人的にはナチスマークのついた掃除機をみたいな子がお気に入り。
今年のハロウィンの仮装にいかが?

ってもう遅いか。