しまんちゅシネマ

映画ノート

デモン・シード

 
1977年(米)
監督:ドナルド・キャメル
出演:ジュリー・クリスティ/フリッツ・ウィーヴァー/ゲリット・グレアム/ベリー・クルーガー/ライザ・ルー/ラリー・J・ブレイク
声の出演: ロバート・ヴォーン
 
ハロウィン・ホラー祭り 10本目
■感想
70年代の近未来SF映画では、科学の進歩によって、
フル・オートメーション化された住まいなどを描くものも多かったですね。
けど、今見ても、一見便利なようでなんだか不便そう。
それというのも、全てをコントロールするのがコンピューターで
これがこちらの思いどうりに動いてくれないところがあるから。
機械は機械よね。

でもコンピューターがあまりにも頭が良くなりすぎて、自分で考え、行動を始めたら、これまた困る
しかも、人間のことをもっと知りたい! 
さらには、女体を知りたい!
なーんて願望を抱きだしたら、どしたらいいの?!
 

高度な人工知能を有したコンピューターの恐怖を描いたのこがこの作品
ジュリー・クリスティ演じるスーザンの夫は高名な科学者。
彼は自己増殖を可能とする超コンピューター、プロテウスを完成させるんだけど
プロテウスの「自己増殖」の関心は、繁殖へと移ってしまい
美しい科学者の妻スーザンの女体に興味を持ち始める
早い話が、スーザンを孕ませようとするわけですな。
コンピューター制御の家は、瞬く間にプロテウスの支配下に置かれ
スーザン危うし!!
 

 
『2001年~』のHARUを彷彿とさせるプロテウスが怖いです。
しかも手つきがエロいんだヾ(´д`;)ノ
すっかり変態さんと化したコンピューターに襲われる恐怖ったらない。
しかも、キレたらとんでもない武器を出すんだから、ウギャーです。
 
でもこれがハリソン君演じる男前なレプリカントだったりすると
禁断の愛を描くラブストーリーになったりするのかしらん(汗)
 
PCがある日いきなり、言うことを聞かなくなり、自分で勝手に作動し始めたら・・
今そこに、危機は迫ってるのかもしれません
悪魔の種(デモン・シード)を植えつけられないように、気をつけて~ヾ(≧へ≦)〃