『7月4日に生まれて』は『プラトーン』とセットで観るべし
今頃知ったのだけど、監督自身もベトナム戦争帰還兵らしいですね。
地獄のような戦場の現実をこれでもかと描いた『プラトーン』のラストシーンで、主人公を演じたチャーリー・シーンが「戦争で見たことを伝え、人生を意義あるものにすることが生き残った者の義務」だとモノローグで言ってましたが、それはまさに監督自身の言葉でもあったんでしょう。
その意味で、『7月4日に生まれて』は、『プラトーン』の続編のような気がしてなりません。戦場のみを舞台にした『プラトーン』では描き切れなかったもの。帰還兵が直面したPTSDと、世間の反応、戦争の背景にある政治的な思惑等等。オリヴァー・ストーンのベトナム戦争は、そこまで描いてようやく終わったのだろうと想像。
ベレンジャーはロンを戦場へといざない、デフォーはロンをトラウマに対峙させる。
勿論そこはみせかけの「天国」でしかないのだけど。
映画データ
製作年:1989年
製作国:アメリカ
監督:オリヴァー・ストーン
脚本:オリヴァー・ストーン/ロン・コーヴィック
出演:トム・クルーズ
レイモンド・J・バリー
キャロライン・カヴァ
キーラ・セジウィック
フランク・ホエーリー
ジェリー・レヴィン
ウィレム・デフォー
トム・ベレンジャー
製作年:1989年
製作国:アメリカ
監督:オリヴァー・ストーン
脚本:オリヴァー・ストーン/ロン・コーヴィック
出演:トム・クルーズ
レイモンド・J・バリー
キャロライン・カヴァ
キーラ・セジウィック
フランク・ホエーリー
ジェリー・レヴィン
ウィレム・デフォー
トム・ベレンジャー