しまんちゅシネマ

映画ノート

アメリ


2001年(フランス) 監督:ジャン=ピエール・ジュネ  出演:オドレイ・トトゥマチュー・カソヴィッツヨランド・モロー/ジャメル・ドゥブーズ イザベル・ナンティ/ドミニク・ピノン 【ストーリー】小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そんなアメリは、あることをきっかけに他の人を幸せにすることに喜びを見出す。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはぜんぜん無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが…。
■感想
デリカテッセン」「ロスト・チルドレンジャン=ピエール・ジュネ 監督の作品。

やっと観ました~。
小さい頃から友だちと遊んだことの無いアメリは空想の世界が大好きな不思議ちゃん。
大きくなったアメリは、ふとしたことをきっかけに、人を幸せにするおせっかいを焼くようになります。

なんともエキセントリックですよね~。
あの牛眼(黒目がちの瞳というべき?w)をクルクルさせて、いたずらを仕掛けるアメリ
これはもうオドレイしかないというくらい、はまってます。

幸せを仕掛ける天使ちゃん、かと思いきや。時には陰湿な報復だってやってのけます。
もうそれは犯罪ですから~。(汗)

ジュネ監督の作品って「デリカテッセン」でも思ったのですが、
ダークなおとぎ話の世界に入り込んだような感じ。しかも独特の【毒】があります。
本作もちょっとダーク。こちらはおもちゃ箱に入ってしまった印象かな。
赤や緑を多用した色彩感覚、リアルとファンタジーの混じり合った不思議な世界観。
ナレーションが映画の雰囲気に良くあってます。
音楽と映像にも面白さを感じますね。

登場人物もみんな個性的な人ばかりで
フランス人ってみんなこんな?と聞きたくなるくらい(笑)
アメリと周りの人々が繰り広げる出来事に幸せをもらえたりもするんだけど
うーん、この世界が好きか嫌いかは好みの別れるところかも。

ラストはいきなりいいムード。。
ちょっと唐突な気もするけど、二人が幸せそうだから、、これで良しとするか。


★★★*☆