しまんちゅシネマ

映画ノート

パーフェクト・ストレンジャー


2007年(米)監督:ジェームズ・フォーリー出演:ハル・ベリーブルース・ウィリスジョヴァンニ・リビシ/ゲイリー・ドゥーダン/クレア・ルイスリチャード・ポートナウ/ニッキー・エイコックス【ストーリー】政財界の大物のスキャンダルを果敢に狙う女性記者のロウィーナは、ある時、幼なじみのグレースが殺された事件の調査に乗り出す。グレースが、出会い系サイトで知り合った大物経済人のハリソン・ヒルと不倫関係にあったことから、ヒルに疑いの目を向けるロウィーナ。知り合いのハッカー、マイルズの協力でヒルに近づき、やがて身分を隠して彼の会社に派遣として潜り込むことに成功する。ところが調べが進むうち、ヒルばかりか、彼女の周囲の人物に次々と秘密や疑惑が浮上、混乱は深まるばかりとなってしまい…。
■感想
うーーーん。これって・・・。

キャッチコピーは
ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない──。というもの。

はい、私も分かりませんでした。ヾ(´∀`*)ノ

女性記者のロウィーナを演じるのはオスカー女優ハル・ベリー
謎の死を遂げた幼なじみのグレースの死の真相を究明するため
ビジネス界の大物ハリソン・ヒルブルース・ウィリス)の会社に潜り込む…というもの。

サスペンスなはずなんですが、、これちっともドキドキしません。

観客は「殺人事件を解明する」ことに期待して観ると思うんだけど、ちっともそこに迫らないワケです。

ま、その理由ものちのち分かって来るんですけどね。



ラスト7分11秒まで首を長くして待つ事になりました。

それでもなんとかリタイアせず最後まで観れたのは、登場人物のキレイどころを楽しめたからでしょうか。
ハル・ベリーもスタイルがいいですね。前よりも少し痩せたかしらね。

ブルースの会社に侵入し、ブルースとそのレズビアンな秘書がオッと振り向くのも分かります。
お茶を運ぶお尻クネクネバックウォークには、男性でなくても目がいきます。
秘書もキレイ。ついでにブルースの妻もとりあえずキレイ。

かわり、というのも変ですが男性陣にカッコいい面々は出てきません。
元同僚で、ハル・ベリーの独自の捜査にIT面から協力する友人にジョヴァンニ・リビシ
かなりなおタッキーぶりを発揮してくれます。

なんといっても一番残念なのがブルースでしょ。まったく持ち味が活かされてません。
ご本人もこの役引き受けた後で後悔したに違いありません。
楽しそうじゃないですもの。退屈に演じてるのがこちらに伝わってしまいます。


ラストは良かったんですよ。
確かに意外な展開。

あー、そう言えばそこ気になってたかも~、ということなんかが一気に解決される感じ。

でも、鍵を少しずつ解き明かす楽しみがあってこそのサスペンスなのだと思うんだけど、これはちょっと反則じゃない?
最近こういうのが多くて・・・、これは頂けませんわ。

出演者がいいだけに、かなり肩すかしな一本でした。



★★★☆☆