しまんちゅシネマ

映画ノート

クローバーフィールド


2008年(米)監督:マット・リーヴス製作:J・J・エイブラムス/ブライアン・バーク出演:マイケル・スタール=デヴィッド/マイク・ヴォーゲルオデット・ユーストマンジェシカ・ルーカスリジーキャプラン/T・J・ミラー/ベン・フェルドマン/ライザ・ラピラ【ストーリー】ニューヨーク、マンハッタン。ある夜、仕事で管理職への就任が決まり日本へ栄転となったロブを祝うため、アパートの一室で送別パーティーが開かれていた。ところがそのさなか、外で突然爆音が響き渡る。ロブたちが屋上へ出てみると、街の一部で爆発炎上している凄惨な光景が広がっていた。
■感想
聞こえてくる爆音、燃え上がる高層ビル。自由の女神の首が轟音とともに地面に転がり
マンハッタンが黒い煙に包まれる。。
9.11の時ってまさにこうゆう状況だったんだろうなぁ。

本当は劇場でこの恐怖を味わうべき作品ですよね。
少しでもリアルにと、夜、部屋の電気を消して観ました(笑)

いやいや、我が家の65インチTVでも十分に怖さを味わうことができましたよ~。
誰かがアトラクション・ムービーだと言ってましたが、まさにその表現がピッタリ。
手持ちカメラの映像がこんなに臨場感を引き出すとは! あっぱれです。

正体の分らないものから、ただひたすら逃げ惑うって、本当に怖いですよね。次第にその対象が見えて来るのも怖すぎる。
「ヤツ」が何者で、どこからきて、、、その後街はどうなったのか、、そんなことは一切描かれません。

途中、暗闇に奇妙な物音がし、カメラを暗視状態に切り替えたとき‥、、個人的にはここが恐怖の絶頂でした。
思わず声をあげてしまいましたもん(汗) 劇場で叫ぶ人とかいなかったですか?
アメリカの劇場ならきっと「Oh my God!!」とかって叫ぶ人多かったんじゃないかなぁ。


この手持ちカメラの映像は重ね取りされたもので、テープには数週間前の幸せな恋人同士の姿が、、
恐怖と緊張の中、ところどころ差し込まれる、この明るく温かい映像には一瞬ホッとさせてもらいましたが
最後はこの対比が哀しさを増強しましたね~。上手い作りでした。

しかしゾンビものみたいな要素も含まれてたのはちょっと笑った。

DVDに別エンディングっていうのが収録されていましたよ。ま、、どってことなかったっす(笑)


これは面白かったです!!


★★★★☆