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映画ノート

ラスベガスをぶっつぶせ


2008年(米)監督:ロバート・ルケティック原作:ベン・メズリック 『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』出演:ジム・スタージェスケイト・ボスワースローレンス・フィッシュバーンケヴィン・スペイシーアーロン・ヨーチョイ/ライザ・ラピラ/ジェイコブ・ピッツ/ジョシュ・ギャッド/ジャック・マクギー【ストーリー】理系大学の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生ベン・キャンベル。医者を目指している彼にとって目下の悩みは、そのあまりにも巨額な学費。そんなある日、ベンの頭脳に目を付けたミッキー・ローザ教授が彼を自分の研究チームに勧誘する。その研究テーマは、理系大学の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生ベン・キャンベル。医者を目指している彼にとって目下の悩みは、そのあまりにも巨額な学費。そんなある日、ベンの頭脳に目を付けたミッキー・ローザ教授が彼を自分の研究チームに勧誘する。その研究テーマは、“カード・カウンティング”という手法を用いてブラックジャックで必勝するためのテクニックとチームプレイを習得するというものだった。一度はためらうベンだったが、チーム内に憧れの美女ジルがいたことも手伝って、学費のためと割り切り参加する。やがてトレーニングを積んだチームは、満を持してラスベガスへと乗り込むと、みごと作戦通り大金を手にすることに成功するのだが…。
■感想
大学の頭脳集団が、ブラックジャック必勝法である数学的な手法を用いて、カジノで大金を稼いだ!
こんなことが本当にあったんですね。
本作は、そんな実話をもとに、この頭脳集団とカジノ経営者との攻防を描いています。

カウンティングという手法を用いること自体は、違法ではないのですって。
でも誰でも出来る技じゃないですね。主人公のような天才的な数学の才能と仲間が必要。

週末はラスベガスで凄腕ギャンブラーとしてセレブな時を過ごし、ボストンに帰れば地味な苦学生
ハーバードの医学部で学ぶための学費30万ドルを得るまでをゴールと定めていたはずなのに、
目標額に到達する頃には、地味な大学生活が馬鹿らしくなっているんですね。人間って弱いです。

欲に目がくらみ、自分らしさを失っていくベンがチームを危険にさらしていく様子はスリリングですが、
あんなに母親思いで、まじめな学生だったのに、才能があるばかりに悪に足を踏み入れることになったことは
哀しくもありましたね。

主人公ベンにジム・スタージェスくん。なかなか可愛い。
チームを率いる大学教授ミッキーにケヴィン・スペイシー
彼はいい人役よりも、こういう頭脳的でずる賢そうな役の方がお似合い!褒めてるんだか(笑)



ベンの天才ぶりにワクワクしたり、スリリングなチームプレーにドキドキしたり、
カジノを取り締まるフッシュバーンの凄みにオロオロしたり、憤りを覚えたり、胸がスカッとしたり(笑)

最後に出て来た友人二人の姿にも笑っちゃいますが、、懲りないヤツらだよね。




★★★*☆