しまんちゅシネマ

映画ノート

ストーリー・オブ・ラブ


1999年(米)監督:ロブ・ライナー出演:ブルース・ウィリス/ミシェル・ファイファー/リタ・ウィルソン/ジュリー・ハガティ     ポール・ライザー/ティム・マシスン 

バレンタイン・ロマンス特集 第5弾

■感想
テレビでやってたので観ましたが、、どうもバレンタインにふさわしいラブラブなものは
全然出てきませんね。まぁ、いいか(笑)

本作は『恋人たちの予感』のロブ・ライナー監督による倦怠期を迎えた夫婦のお話。

離婚寸前の夫婦を演じるのはブルース・ウィリスミシェル・ファイファーです。
結婚15年。二人の子供も大きくなって一見仲のよい家族なんだけど
夫婦の間は冷め切ってて、会話もない状態。
いよいよ離婚に踏み切ろうとする二人は
それぞれに出会いからこれまでの夫婦生活を振り返ります。

映画で観ると、子育てに追われ、苛立ち、がなりたてるミシェルはウザいかもしれない。
私は子育ての経験はないけど、忙しいとやっぱり心の余裕がなくなるから、気持ちは凄く分かる。

お互いにほんのちょっと相手を理解し、思いやれればいいのだけど、
若いときはそれが出来ず、溝を深めていくんだな。

で、この映画、決してロマンティックでもないし、結婚の面倒な場面も観ることになるから
これから結婚しようとする人は見ない方がいいかも(笑)

でも自分自身の結婚(あるいは恋人との関係で)に行き詰ってる人には
何かに気づくきっかけになるかもしれません。

お互いに意地を張って、本当に大切なものを失わないようにしなくちゃだ。

夫婦の気持ちが離れていく様子はリアルで痛かったけど
色々あっても夫婦ってこうして歴史を作っていくんだなぁと
最後にはちょっとホロっとさせられました。

若い頃のブルースの髪型が面白い♪




★★★*☆