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映画ノート

アリス・イン・ワンダーランド


2010年(米)監督:ティム・バートン出演:ミア・ワシコウスカジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/アン・ハサウェイ   クリスピン・グローヴァー/マット・ルーカス
■感想
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をベースに描くファンタジーワールド
アリス・イン・ワンダーランド』観て来ました。

どっか変な不思議の国を描いたら右に出る者はいないティム・バートン
なんか変?な人が似合いすぎるジョニー・デップ、これが7度目のコラボらしいですね。

アリスは19歳という設定からもわかるように、本作はキャロルの小説をそのまま映画にしたのではなく
いわゆる「その後」的、独創的なお話です。

でもアリスを不思議の世界に誘うのが白ウサギだったり、マッドな帽子屋やニヤニヤ笑うチェシャ猫が登場したり
お茶会があったり・・・と原作のもつイメージは踏襲。
今回はIMAXでの3D鑑賞だったので、とにかくそのめくるめく映像にうっとりでした。



19歳のアリスが、白ウサギを追いかけて、うさぎの穴から迷い込んだのは様々な生き物が暮らす地下の世界
ここでは白の女王との闘いを制した赤の女王に牛耳られ、皆ビクビクしながら暮らしてる
小さい頃にここに迷い込んだことは夢の中の出来事と忘れ去ってたアリスだけど
かつては白の女王に仕えていたらしいマッド・ハッターというちょっと狂った帽子屋(ジョニー・デップ)によると
アリスは伝説の救世主ということになってるらしい。いつしかアリスは運命の闘いに巻き込まれて、、というお話。

主演はジョニーじゃなくアリスなんですね。
アリスを演じるのがオーストラリアの新星ミア・ワシコウスカ


お約束のブルーのドレス姿での登場ですが、不思議の世界に迷いこみ、大きくなったり小さくなったり
その度にお洋服が変わるのが楽しくてね。小さくなったアリスにジョニーがちょちょっと布を切って
ドレスを作って着せるシーンもあるんだけど、着せ替え人形みたいで可愛いんですよ。
勿論見た目の可愛さだけでなく、しっかりした演技も見物。
彼女の存在がこの映画の最大の魅力と言っても過言ではないですね。

残忍な赤の女王に(かなりデフォルメされてますがw)ヘレナ・ボナム=カーター
対する慈悲深く美しい(?)白の女王にアン・ハサウェイ 

太った双子やカエルなど登場するキャラクターが可笑しくて、アリスも魅力的
3D映像の美しさにも目が釘付けにはなるものの、冒険活劇といった風情の内容はやっぱり子供向けかなぁ
個人的にはバートンの世界特有のワクワクと感動をあまり感じなかったのは残念ですが・・・
あ、私が歳食い過ぎてるからかもしれない(;゚∀゚)

冒険を通し成長したアリスの姿を見ることが出来るラストシーンはとても良かったですけどね。

日本公開は4月17日~

★★★★☆ (映像ポイント追加ね)