しまんちゅシネマ

映画ノート

チャーリーとチョコレート工場


2005年(米) 監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップフレディ・ハイモア/デヴィッド・ケリー/ヘレナ・ボナム=カーター    ノア・テイラーミッシー・パイル/ディープ・ロイ/リストファー・リー【ストーリー】貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可すると発表。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。
■感想
今更ですが(爆)やっとまともに「チャリチョコ」観ました~。

あらためて素晴らしい~!(拍手)

私はジーン・ワイルダー主演の夢のチョコレート工場を観ていました。
こちらは、ミュージカル仕立て。
ジーン・ワイルダーはコミカルというよりもちょっと暗いイメージ(笑)

内容的にはほとんど変わりがないのに、バートン監督の本作はイメージ刷新ですね。
なんといってもリズムがいい。
極彩色の映像も素晴らしい。時々差し込まれるブラックなシーンもバートンならでは。

オリジナルとの最大の違いは、ウィリーの少年時代のエピソードが盛り込まれている点。
彼のキャラクターの謎が解けて物語にいっそう共感できる作りですね。
ウンパ・ルンパは一部模型との話ですが、この荒井注、あ、ディープ・ロイさんですか、
彼は一人何役こなしたんでしょう。老体にむち打ち頑張ったなと思います。


私の映画友達は、この映画、映画館で号泣したそうです。
彼女の人生の中で最高に泣ける映画だったとか。
で、彼女の説によると、この映画に泣けるのはちょっと不幸な人だそうです。(笑)

皆さんどうですか?私は号泣とは行きませんが、最初の方からウルウルはしてしまいました。
プチ不幸なんでしょうかねw

なにはともあれ、子供への色んな教訓あり、暖かい家族愛ありで思ったよりもずっと素敵な作品でした。

もう、バートンあっぱれですよ。別人ジョニーもね。


★★★★*