しまんちゅシネマ

映画ノート

ミュリエルの結婚


 
今日は年末に機内で観た映画から一本。
ベスト・フレンズ・ウェディング』のP・J・ホーガンが監督を務めた
トニ・コレットのオーストラリア時代の青春コメディです。
ミュリエルの結婚(1994)  オーストラリア
監督:P・J・ホーガン
出演:トニ・コレット/ビル・ハンター/レイチェル・グリフィス/ジーニー・ドライナン
    ジニー・ネヴィンソン/ダニエル・ラパイン/マット・デイ
 

これほんとにトニコレ?って、見初めてしばらくは目を瞬かせてしまった。
この役のために20キロも増量したというトニコレのおデブぶりにまずびっくり。
 
主人公のミュリエルは、とろくて、ダサくて、
しかも友達の結婚式に着ていく服を万引きまでしてしまう太目の女の子。
同級生からも疎まれる存在だけど、
大好きなアバの『ダンシング・クィーン』のヒロインのような結婚を夢見ている。
ある日、同級生のロンダ(レイチェル・グリフィス)と再会したミュリエルは
心機一転、夢を実現すべく、シドニーで暮らしはじめる。
やがて、ワケあり水泳選手との結婚にこぎつけるミュリエルだったが・・・。
 


幸せな結婚を夢見るミュリエルの成長物語・・
と書くと、ダサい女の子が素敵な王子様に出会う
シンデレラストーリーを想像するかもだけど、ちょっと違う。
というのも、この映画は主人公を取り巻く人々の
あざとさとかもしっかり描いていて、奇麗事だけで終わらせていないところがあるのね。

例えば、ミュリエルだけでなく、兄弟たちもみんなどこか変で元気がないのは
町の有力者であるワンマンな父親に、褒められることもなく支配されていたからだったり
生気のない母親には、思いがけない結末を用意していたりと
色々に痛さを感じる作品でもありました。
 
あまりにもイタいミュリエルに暗くなる部分もあったけど
結婚式の無邪気な笑顔のトニコレが可愛いくて、つい一緒に笑っちゃいます。
最終的に、彼女が大事なものを見つけていく展開が爽快で感動。
懐かしいアバの曲にも元気がでますよ。
 
太目のトニコレが、レイチェル・グリフィスとコスプレで
アバのWaterlooを口パクで踊るところが最高
最初オドオドしてるトニコレが、段々ノリノリになってきて楽しい~!
動画チェックしてね。
 
 

 
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  さんきゅ