しまんちゅシネマ

映画ノート

雪原サバイバルで涼もう『THE GREY 凍える太陽』

最近DVD-Rの保管方法を模索して
新しい収納グッズを一個購入してみました。
良ければいくつか買い足そうと思うけど、どうだかなぁ。
リストを作れるサイトもあったので、リストアップしたり
カテゴリーに合ったものを収納してみたりで、時間とられてます。
前置きが長くなったけど、そんなわけで今日は移動記事(笑)
公開が始まった、リーアム・ニーソン主演の新作『THE GREY 凍える太陽
暑い季節にはピッタリですねw




THE GREY 凍える太陽
2012年(アメリカ)
原題:
The Grey
監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソンフランク・グリロダーモット・マローニーダラス・ロバーツ



石油掘削に向かう男たちを乗せた飛行機がアラスカに墜落し、
過酷な自然の中でサバイバルを強いられる姿を描くという作品です。
最近発表された、米タイム誌が選ぶ「寒そうな映画」ベスト10にもランクインしてたけど舞台が冬のアラスカの雪原ってことで、なんと気温マイナス40℃、
一面グレイの世界で繰り広げられるサバイバル劇なんですね。

雪原でのサバイバルというと、イーサン・ホーク主演の『生きてこそ』を思い出すけど、本作では人を食べません。
今回の最大の敵は飢えではなく、狼!
生存者たちは、狼から逃れ、無事に生還できるのか・・・

クラッシュシーンは息を呑むほどリアルだし
狼に立ち向かうシーンも多く、人間VS野生の闘いはなかなかの迫力。
この映画では、実際に狼を殺していることから
動物愛護協会からネット上でボイコットを呼びかけたという作品でもあります。
前にどなたかがけれど、本作では生存者個人個人にスポットを当て
それぞれの人生を浮き彫りにさせているのが、単なるサバイバルものに終わってなくていい。




主演のリーアム・ニーソンは、遺族のために亡くなった人たちの財布を集めます。
そこには愛する人たちの写真があり、彼らの人生が垣間見れるんですね。
子供を愛する父親であり、敬虔なクリスチャンであり・・
生存者死に様にも、それぞれの生き方が投影されている。
死を目の前にどう生きるか、というところも興味深いところ
生をリスペクトし、安らかな死へと導く・・というと語弊があるかもだけど
そんなことを感じ、不思議と穏やかな気持ちになる作品でした。
       
2/10/2012付けの旧ブログ記事から引っ越しました



★★★☆