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映画ノート

キック・アス ジャスティス・フォーエバー




前作から3年、『キック・アス』の続編が公開になりました。
キック・アス ジャスティス・フォーエバ(2013)アメリカ/イギリス
原題:Kick-Ass 2
監督:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソンクロエ・グレース・モレッツクリストファー・ミンツ=プラッセ、ドナルド・フェイソン、リンディ・ブース、ジム・キャリージョン・レグイザモ
日本公開:2014年2月
前作の騒動のあと、キック・アスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン )は普通の高校生に戻り、孤児となったヒット・ガール、ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)はビッグ・ダディの仕事の相棒マーカス刑事に引き取られた。街にはキック・アスに続けと衣装を身につけた素人ヒーローが多く出現。
一方、元レッド・ミストことクリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は父を殺された恨みを強くしていく・・。


前作の監督マシュー・ボーンは製作にまわり、今回監督を務めるのはジェフ・ワドロウに。
大きくなったヒット・ガールってどうだろう・・など、この続編には多少心配はあったのだけど、クロエちゃんは予想以上にカッコいいアクションを披露してくれたし、アーロン君は素敵になってるしで、新たな魅力で見せてくれる作品に仕上がってます。




今回のポイントは、ミンディもデイヴも悩みながら道を探っていくこと。
暴力の生まれる根源を描いていたり、単なるバイオレンス・アクション・コメディに終わっていないのがいい。ただ、前作にあった意表をつく面白さや驚きが薄くなったのは確か。
笑えるシーンも少なかったので途中眠くなった。暴力描写に関しては、前作ではスピーディで善悪考える間もなく笑えたのに比べ、今回は執拗かつダークな描き方になっているのが賛否を呼ぶところかも。実際ストライプを演じたジム・キャリーが公開前になって「暴力を受け入れられないから応援できない」と公言してます。気持ちは分からないでもないけど、それなら出なきゃよかったのにと思う。バイオレンスもエンタメと割り切れる人が観ればいい映画だと思います。ってか、ジム・キャリーと気づかず、彼は降板したんだなと勝手に思い込んでたw



とにかく15歳のクロエちゃんが可愛くてカッコいい。
タイトルも『ヒット・ガール2』としたいほどの大活躍です。
ビッグ・ダディから引き継いだ思いを秘めた生きざまも泣かせる。
あんなに強いのに、学校ではいじめに遭うというのは『キャリー』を意識したのか。
前回どうりのモジャモジャ頭と眼鏡のダサいデイヴから、ミンディに鍛えられ、カッコいいキック・アスになっていくアーロン君も見もの。
次回は二人のロマンスにも期待しちゃいますね。
十分楽しめたのだけど、映像的に「汚い描写」があったのは減点~(≧ヘ≦)
あれ面白いって思う人いるのか?





トラックバック一覧

  1. 1. 「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」はヒロイン萌えの続編として面白いし盛り上がります。

    • [今昔映画館(静岡・神奈川・東京)]
    • February 23, 2014 21:20
    • 今回は、新作の「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」をTOHOシネマズ川崎6で観てきました。300席クラスのシネコンの中でも大劇場タイプの作りになっていまして、スクリーンの大きさもあって、映画館で映画観たなあって気分になれる映画館です。ミニシアタータイプも