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映画ノート

【映画】 『アイ・フランケンシュタイン』数百年生きながらえたモンスターの巻き込まれ型バトルを描くファンタジー・アクション



今日はオーストラリアの脚本家スチュアート・ビーティーによる新作ファンタジー・アクション。
アーロン・エッカートフランケンシュタインを演じています。
アイ・フランケンシュタイン (2014)アメリ
原題: I, Frankenstein
監督:スチュアート・ビーティー
出演:アーロン・エッカートイヴォンヌ・ストラホフスキーミランダ・オットー/ビル・ナイ
日本公開:未定
フランケンシュタイン』の続編のようなつくりです。
ビクター・フランケンシュタイン博士により作り出されたモンスターは、葛藤の末博士の妻を殺害。
博士は北の地にモンスターを追いさ迷った挙句に凍死。
モンスターは博士を家族の眠る墓に埋葬したあと数百年、この世に生きながらえていたんですね。

 というわけで、この映画に登場するモンスター(アーロン・エッカー)はすっかり英語も堪能(笑)
モンスターは死んだ博士の研究日誌を肌身離さず持っている。
それは彼が唯一自分のルーツを知ることのできるものだから。

ところが、博士の研究を世界制覇に利用しようとする邪悪な存在が日誌に目をつけたことから
モンスターは命の危険にさらされることになるんですね。
・・って、もう死んでるはずなんだけど(汗)

まぁ、その存在と言うのが死体を蘇らせようと企む悪魔で
ガーゴイルと言うどちらかというと神系の集団がこれに対抗してましてね。
モンスターがそのバトルに巻き込まれると言うお話です。

いやはや・・・、予備知識入れずに普通にフランケンシュタインものを楽しむつもりで観たもので
とんでもファンタジーな世界に目がテンでした(笑)

正直、個人的にどうでもいいジャンルだし、アクションを延々見せられるのもうんざりなんですがw
アーロン・エッカート演じる孤独なモンスターが、今もアイデンティティを追い求め続けている様子が切なくもあり、それでも長い年月を経てヒューマンライズしてきた彼が、ある女性を守るために必死に戦ったりするのはちょっとキュンとしたりで、フランケンシュタインを主体とした部分は嫌いじゃない。



↑意外といい身体のモンスターにちょっとドキドキの女医テラが本作のヒロイン
イヴォンヌ・ストラホフスキーは『人生はノーリターン~』でセスの元カノとして登場してましたね。


ちなみにモンスターはガーゴイルの女党首にアダムと命名されますが
最後にはタイトルにあるように、「私はフランケンシュタインだ」と
自分の進む道を見つけるという話になります。

競演にビル・ナイ
どんな役で登場するかはお楽しみに 
ビル・ナイはこういうの意外に嵌るんだよなぁ。

フランケンシュタイン博士の日誌を二日ほど読んで、簡単に実験を成功させるとか
モンスターが異常に強すぎとか 
突っ込みどころあげればキリがない作品ですが、壮大なCGアクションがお好きなら楽しめるかも。

しかし、セットなども豪華で制作費かなりかけてるんじゃないかなぁ。
続編もありそうな終わり方だったけど、興行成績悪そうだったからどうでしょうね。
その前に日本公開があやしいか。