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映画ノート

【映画】『ヘル・レイザー』 どの魔道師(セノバイト)がお好き?




ハロウィンホラー祭り3本目はピンヘッドでお馴染みの『ヘル・レイザー』!
ヘル・レイザー(1987)イギリス
原題:Hellraiser
監督:クライヴ・バーカー
出演:アシュレイ・ローレンス/ アンドリュー・ロビンソン/ クレア・ヒギンズ/ オリヴァー・スミス/
ロバート・ハインズ/ ショーン・チャップマン

究極の快楽を得られると購入したパズルボックスにより魔界に迷い込み、八つ裂きにされてしまった男フランク。フランク謎の失踪から数年、空き家となっていた家にフランクの義兄ラリーが再婚相手ジュリアを伴い移り住んできた。
引越しのさなか、二階の一室で物思いにふけるジュリア。
彼女の中でフランクと過ごした官能の記憶が生々しく蘇る。
そう、ラリーと婚約しながら、ジュリアはフランクと深い仲になっていたのだ。



なーんてことで始まる、ご存知『ヘル・レイザー』。
この後続編が8本も作られ、人気のシリーズとなったことは皆さんよくご存知でしょう。
恥ずかしながら私、第一本目の本作はなんと今回初見でございました!

本作で凄いのは、偶然床に落ちた血液からフランクが肉体を蘇らせるシーンですね。
壮絶なまでのネトネトグログロ~な特殊映像に思わず う、うわぁ・・・
しかし本作がホラーたるところはグロ映像だけにあらず。
一番怖いのはフランクの再生を助けるジュリアのシリアルキラー振りでしょう。
かつての恋人を蘇らせるため自ら地獄に堕ちる。人間の弱さや欲深さを思わずにはおれません。

ピンヘッド様によると、究極の苦痛こそが究極の快楽なのだとか
哲学的に深い気がする・・
でももしかして監督のクライヴ・バーカーがマゾなのかな(汗)




ジュリアを演じたクレア・ヒギンズは、最近では『変態小説家』でサイモン・ペッグ演じるシリアルキラー作家ののエージェントを演じてましたね。シリアルキラー繋がりやん(笑)

ちなみにクレアさん『ヘルレイザー』ではベッドシーンもこなしてまして
大人の色香を漂わせてくれますが、ま、ちとフレッシュさにはかけるということでしょう
後半は若くて可愛いラリーの娘アシュレイ・ローレンスにリードロールをバトンタッチ。
人気のシリーズへと繋がっていくんですね。





一作目ではピンヘッドもまだ複数の地獄の魔道師のひとりで存在感もうすいですが
顔中ピンの刺さったお姿と、妙に凛とした佇まいが印象に残ります。





↓こちらその後のシリーズで登場するものも含めの魔道師(セノバイト)ご一同




時代遅れの感もありますが・・
ハロウィンのコスチューム団体戦にいかがでしょう。