【映画】ラブINニューヨーク
ラブINニューヨーク(1982)アメリカ
原題:Night Shift監督:ロン・ハワード
作品情報
あらすじ
ニューヨークの死体置き場でまじめに働くチャックは、夜勤にシフトチェンジを命じられた。婚約者との時間を持てないことに不安を持つが、文句は言えない性格だ。助手として採用されたビルはアイディアマンだが変わったやつ。ある日アパートの隣人で娼婦のベリンダがポン引きの愛人を亡くし困っていることを知ったビルは・・。
トレーラー
ラブ IN ニューヨーク [DVD]
感想
今頃になったけど、「オスカーとれず残念でした」の意味を込めて、マイケル・キートンの出演作を一本。ニューヨークを舞台に、夜の死体置き場に働くチャックとビルの「裏家業」を描くロン・ハワード監督2作目のドタバタ・ラブコメです。
キートンが演じるのは死体置き場の夜間勤務の助手として採用されたビル。
ビルは、思いついたアイディアを録音機に吹き込む自称アイディアマン
ビルは娼婦のべリンダがポン引きの愛人を失い業務に支障を来たしていることを知り、「売春仲介ビジネス」を思いつく。
果たしてうまくいくのでしょうか。 という話
キートン目当てで観たのだけど、主役はチャック役のヘンリー・ウィンクラーですね。
まじめで人がいいけど、「弱気」を絵に描いたようなチャックはキートンと好対照。
そのチャックがビルに引っ張られる形で売春ビジネスの片棒を担ぐことになり
思わぬ成功もおさめるんですが、まぁ、人生そう甘くはないよね。
やがて人生のどん底を味わうことにもチャックですが、気づけば成長し、
大切なものも得てるという展開に最後はほっこり。
いいとこなしに思えたビルのこともアイディアマンたる長所をちゃんと認めててよかった。
夜の死体置き場でのドタバタというプロットが突飛で楽しいのだけど
どうせならもっとブラックな笑いを入れて欲しかった。
「死体置き場」という不気味さが生かせてなかったのはちょっと残念。
それでも、殺伐としたニューヨークの街で、小さな友情や恋が日々生まれてるっていう感じがちょっとキュンとする
80年代らしい映画でした。