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映画ノート

【映画】ザ・コンサルタント

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ザ・コンサルタント(2016 アメリ
原題:The Accountant 
監督:ギャヴィン・オコナー
脚本:ビル・ドゥビューク
出演:ベン・アフレックアナ・ケンドリックJ・K・シモンズジョン・バーンサルジョン・リスゴージーン・スマート
日本公開:2017/1/21

【感想
『ウォーリアー』のギャヴィン・オコナー監督の新作
ベン・アフレックが謎の会計士を演じるアクション・スリラーです。
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クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は数字にめっぽう強い町の会計士。
ある日クリスはハイテク会社のブラック氏(ジョン・リスゴー)から仕事の依頼を受け、会計の矛盾を発見したクラークのダナ(アナ・ケンドリック)と帳簿を精査することに。しかし作業半ばで中止を言い渡され、まもなく二人は身の危険にさらされることに・・


クリスが数字に強いのは彼がアスペルガー系の自閉症だから。
実は世界にはびこる悪の組織の帳簿を預かるという裏の顔を持ち、しかも戦闘スキルまで身に着けたクリスは、レインマンジョン・ウィックのハイブリッドみたいなもの。
クリスの正体が明かされるのをダナと目撃する前半は凄く面白いし、ダナに心を開いていくクリスもキュートで楽しいんです。
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ただ、オコナー監督の「キャラをとことん掘り下げたい」病が、本作ではちょっと裏目に出たような。

現在のクリスを形成する部分が徐々に明かされるのはいいとして
財務省J・K・シモンズの部下の、そんな背景要らんだろみたいな、枝葉が過剰に感じてしまったんですよね。
その割には、肝心の動機とか、行動の理由はイマイチよくわからなかったりするw
ベンアフのアクションはいいし、出演者の演技もいいのだけど
あちこちに飛ぶことで映画全体が淀んでしまうのはちょっと残念。
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スッキリさせたら『ジョン・ウィック』並みの痛快アクション映画になりそうなのにね。
でも終盤は「『ウォーリアー』やん!」とワクワクしたので、オコナー監督やっぱり嫌いになれない。

ブラックユーモア込みのコメディとして楽しむのが正解かな。
ベンアフのちょっとしたリアクションにはほっこり笑わせてもらいました。



 



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