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映画ノート

僕のニューヨークライフ


2003年(米)監督/脚本:ウディ・アレン出演:ジェイソン・ビッグス/クリスティナ・リッチウディ・アレンストッカード・チャニングダニー・デヴィート   ジミー・ファロン/フィッシャー・スティーヴンス/ケイディー・ストリックランド【ストーリー】マンハッタンに住む21歳の新進コメディ作家ジェリー。彼は互いに一目惚れの恋に落ち、以来同棲している女優の卵アマンダに気を揉んでいた。彼女はいつも気まぐれで不可解な言動が多く、最近はベッドの誘いにも応じてくれない。ジェリーの頼りないマネージャー、ハーヴィには自らの生計を立てるために契約更新を迫られ、ジェリーの悩みは募るばかり。彼は教師で先輩作家のドーベルにそれらの悩み事を打ち明け、人生の指南を仰ぐのだが‥。

タラちゃんの好きなものシリーズ 9本目! ランキング2位『僕のニューヨークライフ』

■感想
タラちゃんのランキングにウディ・アレン作品が入ってるのがちょっと意外な気がするのよね~。しかも2位!

マンハッタンに暮らすコメディ作家のジェリーが、恋や仕事に悩みながらも奮闘する姿を描いたコメディ。
第60回ヴェネチア映画祭のオープニングを飾った作品です。

主人公のジェリーを演じるのは『アメリカン・パイ』のジェイソン・ビッグス
ジェリーを悩ます恋人アマンダにクリスティーナ・リッチ

このアマンダ(リッチ)が困りものでね。
「私太ってるでしょ」が口癖の情緒不安定の女優志願。時間にルーズでだらしなく
しかも最近はHを拒否。

それでも彼女に夢中のジェリーなんだけど、仕事と恋人と両方に悩みを抱える日々。
人生の岐路に立たされた彼の決断は。。

とにかく奔放で小悪魔的なリッチの演技に笑えます。
我がままなんだけど、彼女なりに正直なんだと思えるし、そこがキュートだったりするのもリッチの魅力でしょうね。
リッチ恐るべし。



ジェイソン・ビッグスも優柔不断で頼りないけど誠実なジェリー役にピッタリ好感度大。

今回ウディ・アレンは主人公の相談にのる人生の先輩と言う役どころだけど、実はかなりイカれたヤツで
時に映画に緊張感を与える役割も担ってました。
あの風貌で結構なバイオレンス親父なのにビックリ。

タラちゃんがお気に入りの2位に選んだのはウディのその意外な正体のせいなのか、
はたまたおパンツいっちょのリッチのキャラが決め手だったのかw

ともあれ、ウディ映画らしくニューヨークを舞台にした憂鬱物語の本作は
主人公が悩みながらも進む路を選んでいく成長物語でもありました。

会話の面白さはツボ。
いい感じのコメディに仕上ってますよ。


★★★*☆