しまんちゅシネマ

映画ノート

リバー・ランズ・スルー・イット



1992年(米)監督:ロバート・レッドフォード出演:ブラッド・ピット/クレイグ・シェイファー/トム・スケリット/ブレンダ・ブレシン/エミリー・ロイド   スティーヴン・シェレン/ニコール・バーデット/ヴァン・グラヴェイジ/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
■感想
最近ちょっと気になるのがジョセフ・ゴードン=レヴィット
今月はブログのお友達の好きな俳優の映画を観て記事にしたいと思ってましたが
どの作品をチョスするかと悩んだ末、思いついたのが、ジョセフ君との共演作品。

どうせなら気になるジョセフ君の成長を追うかたちで観てみたいというわけで、
今日からは「ジョセフ君といっしょ」プチ特集開始です。

トップバッターはやはりこちら。
幼い頃のジョセフ君と共演したのはじゅりさんの愛しのダーリン、ブラッド・ピットさまなり~。

これは最初に観たのは飛行機の中、当時は大きなスクリーンがあるのみだったかなぁ。
私にとって初ブラッド・ピットだったと思います。
若い頃はブラピに似てたロバート・レッドフォードの3度目の監督作品です。

モンタナ州を舞台に繰り広げられる、ある家族の物語。
特に大きなイベントがあるわけでもないけれど、
兄弟の成長と、それを見つめる両親の日常が美しい映像とともに綴られ
なんともノスタルジックな思いに浸ってしまう作品でした。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/38/f7/atack55560/folder/1451013/img_1451013_50445579_1?1258313070
ジョセフ君は少年時代の兄弟のお兄ちゃんノーマン役。
ブラピは大きくなってからの弟ポール役でした。


フライ・フィッシングを通してそれぞれの思いや成長が描かれていましたね。
まるで意志をもっているかのように美しいラインを描き宙に舞う釣り糸、光輝くの水しぶき。
アカデミー賞撮影賞を獲得した美しく、優しい映像が印象的でした。


急流、線路を走る車、賭博酒場‥時に緊迫感を与える構成も
単調になりがちなストーリーの良いエッセンスになってましたね。

正反対の性格の兄弟
兄には兄のプレッシャーがあり、生まれた土地に生き続けることを決めた弟にも
閉塞感や責任感など、目には見えない葛藤があったことでしょう。

ブラッド・ピットは奔放な中に、焦燥感に似た葛藤を感じさせてくれる演技が印象的。
なんたって若くて爽やか、そして美しかったですね。輝くような笑顔にあらためて惚れ惚れです。


久々に観直して、ジョセフ君の可愛い姿も確認出来たし
新聞社で兄と再会した時のブラピの喋りが『イングロリアス~」の発声に近くて笑えたのも思わぬ収穫。

ノスタルジックさが心地よい作品でした。


★★★★☆