しまんちゅシネマ

映画ノート

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い


2009年(米)
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー/エド・ヘルムズ/ザック・ガリフィナーキス/ヘザー・グレアム/ジャスティン・バーサ/ジェフリー・タンバー 

■感想
映画で妄想世界の旅14本目!
全米で大ヒットだったのに日本ではコメディは人気がないのかあわやDVDスルー・・
のはずが、公開を希望する人たちの署名活動があって、7月に公開が決まったという起死回生な一本ですな。
勿論ゴールデングローブ賞でコメディ部門作品賞を獲ったのも大きいよね。
結婚を直前に控えた花婿と友人3人。
ラスベガスで独身最後を楽しむバチェラーパーティーに繰り出したものの
翌朝目覚めると前夜の記憶がまったくない。


部屋は荒れ、バスルームに虎、クローゼットに赤ん坊。一人はフルチン、一人は歯が欠け・・
しかも花婿がいない!!
一体何があったの? 3人は必死に記憶を手繰り寄せ・・というお話
 
ってことで、わずかに残された形跡から、現状に至った経緯を辿り
消えた花婿を探す珍道中が始まります。
花婿は無事なのか?!っていうところがスリリングなミステリーになっているのが
この手のコメディとしては珍しい。

現状もえらいことになってるんだけど、徐々に明らかになる空白の時間帯の出来事も
ハチャメチャで、台詞のやり取りもとにかく楽しい。
男たちが友人の捜索に必死になる姿が観ていて気持ちいいし
実はそれぞれに問題を抱えた彼らが、旅を通して成長するところもいいんです。
 
歯科医の友人スチュー役のエド・ヘルムスの歯が欠けてるという設定だけど
あの歯は特殊映像で見せているのではなく、実際に生まれつき欠けてるんだそうで
そのフェイクの部分を抜いての撮影だったらしい^^;
カークラッシュシーンも結構な迫力だし、出演者結構体張ってますね。
 
監督は『アダルト♂スクール』『スタスキー&ハッチ』(どちらも未見)のトッド・フィリップス
あれれ、『ボラット~』の原案もこの方?
ちなみにベガスのホテルのエレベーターで女性とHしてた風のアンちゃんが監督自身だそうでw
 
 

基本ちょっとH系なのかな。
バービー人形みたいなヘザー・グレハムちゃんがストリッパー役で出てるのも美味しいところ。
マイク・タイソンなんかも出てくるしね~(笑)
100分一気に楽しめること請け合い。
これが未公開にならずに本当に良かったですよ。
日本公開は7/3~