しまんちゅシネマ

映画ノート

ナイト・タイド


1961年(米)
監督:カーティス・ハリントン
出演:デニス・ホッパー/リンダ・ローソン/ルアナ・アンダース/ギャヴィン・ミューア/マージョリーイートン

■感想
デニス・ホッパー追悼! 3本目 
 
デニス・ホッパー初主演作品
「自分は人魚の末裔」と信じる女性と水兵の恋をミステリアスに描くサスペンスホラー。
モノクロの映像でクラシックな怪奇映画の雰囲気もあるのよね。
 

まぁるいヘアスタイルがキュートなホッパーさん
この頃はマット・ディロン似のハンサムボーイですね。笑顔も爽やか。
そのホッパーさんと恋仲になるのは、海洋パークのアトラクションで人魚を演じる女性モラ。
彼女が自分を人魚の末裔と信じているのにはある理由があったのだけど
人魚は満月の夜に、人を海に引きずり込むのが宿命
実際、モラの過去のボーイフレンドが二人海で不審な死を遂げているらしく
モラ自身がその宿命を恐れているんですね。
 
周囲からモラに近づくのは危険だと警告されるホッパー。
内心びくつきながらも、彼女を愛すことをやめられない。
でも不安な心を投影してか、夢の中で大たこに襲われてたりして(笑)
このシーンには手を叩いて爆笑でしたw
 
結局モラにまつわる事件は解明されるのだけど、最後にひとつ謎を残すところがミソで
ホラーちゃうじゃん!と思わせておいて
あ、やっぱりホラーだったの?となる終わり方がニクイ!


まぁ、モラの顔は十分ホラーでしたけど^^;
途中モラが見せるダンスシーンが何気に怖くて
それを影で見せる映像も異様な雰囲気を醸し出していてナイス!
これはトレーラーにちょこっと出てくるので動画貼っておきました。ご確認あれ。
 

二人が出会う冒頭のジャズ酒場で演奏してるのは有名なジャズの方だそう。
 



☆☆